小中学校の教職員は1日平均10~13時間を学校で過ごし、自宅でも約2時間仕事をする。そうした勤務実態が27日、文部科学省の調査で分かったと各紙が報じた。経済協力開発機構(OECD)の調査でも日本の教員は最も労働時間が長いとされ、同省は「負担を軽減し、子供と向き合う時間を確保する」として、業務改善ガイドラインを作成。教育委員会に仕事の効率化に取り組むよう求めた。調査は昨年11月、全国の小中学校計451校の管理職、教員、職員計約1万人が回答。教員の平均在校時間は小学校で11時間35分、中学で12時間6分。最も長い教頭はともに12時間50分程度、短い事務職員でも約10時間を学校で過ごしていた。採点や授業準備など、自宅に持ち帰って仕事をする時間は92~112分だった。
東京都調布市の住宅街に小型プロペラ機が墜落し、乗員の男性2人と民家の女性の計3人が死亡した事故で、機体は低空で左旋回しながら高度を下げて失速したことが27日、捜査関係者への取材で分かった。墜落直前に破裂音がしていたことも判明。警視庁調布署捜査本部は、エンジンや燃料系統の不具合などで出力低下した可能性もあるとみて詳しく調べている。
和歌山県は24日、台風11号の影響で同県串本町の紀伊大島沿岸で民間事業者6社が蓄養していたクロマグロ計1万1072匹(約12億9000万円相当)が死んでいるのが見つかったと発表した。波に驚いていけすの網に衝突するなどしたためとみられる。マグロは皮膚が弱いため傷口から病気に感染しやすく、今後さらに死ぬマグロが増える見通しだという。
26日午前11時ごろ、東京都調布市富士見町の住宅街に、5人が乗っていた小型プロペラ機が墜落した。東京消防庁によると、小型機と民家10棟、車2台などが炎上し、機内の30代の男性2人と民家の女性1人の計3人が死亡した。負傷者は小型機に乗っていた30~50代の男性3人と民家の女性2人の計5人。消防隊員1人も負傷した。警視庁は業務上過失致死傷の疑いで、約50人態勢の特別捜査本部を調布署に設置した。
2020年東京五輪の開会式まであと5年となった24日、大会組織委員会が同五輪とパラリンピックのエンブレムを発表した。五輪のエンブレムは東京、チーム、トゥモローの頭文字「T」、パラリンピックは普遍的な平等の記号として「イコール(=)」をモチーフにし、結束する「和の力」をイメージした。色彩の基調となる黒は多様性、赤はハートの鼓動、デザインに隠れた大きな円は協調性を表している。