アジア・オリンピック評議会(OCA)は25日、ベトナムのダナンで総会を開き、2026年の夏季アジア大会を愛知県と名古屋市の共同開催で行うことを決めた。日本での夏季大会開催は1958年の東京、94年の広島に続き3度目となる。総会には、大村秀章知事、河村たかし市長らが出席。県・市の歴史やものづくりの伝統などを紹介するとともに、大会開催への意欲をアピールした。「愛知・名古屋」以外に立候補した都市はなく、出席者の拍手で承認された。
大相撲秋場所千秋楽は25日、両国国技館で行われ、優勝を決めている大関豪栄道は琴奨菊を下し、全勝で締めくくった。カド番からの全勝優勝は史上初。綱獲りとなる九州場所へ弾みをつけた。豪栄道は低い立ち合いから一度は琴奨菊に押し込まれたが、攻めに転じると一気の寄り切り勝った。初優勝が全勝となるのは1994年名古屋場所の大関武蔵丸以来22年ぶり。
国と成田国際空港会社(NAA)が、成田空港の夜間飛行制限の時間帯(現行は午後11時~翌日午前6時)を短縮する方向で検討していることが24日、分かった。国、県、周辺9市町、NAAによる「四者協議会」が近く開かれ、同空港の機能強化策の一環として提案される。夜間飛行制限は騒音対策などを目的に設けられている。関係者によると、制限される時間帯を午前1時~同5時に短縮する案を中心に検討しているという。
東京大の医学系と生命科学系6研究室が発表した論文計22本に捏造や改ざんなど不正の疑いが指摘された問題で、東大は20日、予備調査の結果、疑いを否定できないとして全ての論文を本格的に調査することを決めた。過半数の学外有識者を交えた調査委員会を30日以内に設ける。
政府は21日、首相官邸で原子力関係閣僚会議を開き、日本原子力研究開発機構(JAEA)が運営する高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)に代わる新たな高速炉の開発方針を年内に策定することを決めた。使用済み核燃料を再処理して使う核燃料サイクルを「もんじゅ後」も維持する方策を検討するもので、日本のエネルギー政策の転換点となる。新方針が決まり次第、政府はもんじゅの廃炉を正式決定する。