日本マクドナルドが8日発表した平成29年1~9月期連結決算は、最終利益が前年同期比4.8倍の154億円と大幅増益だった。8月行った東西の愛称(マック、マクド)対決キャンペーンで客足を伸ばし、売上高が1871億円と13.2%増、営業利益は150億円と4倍増した。
既存店売上高が8四半期連続のプラスとなったが、10~12月期は前年の好調を背景に、伸びの鈍化も見込まれる。通期売上高を9.6%増の2485億円、営業利益は2.4倍の165億円、最終利益を3.7倍の200億円とする8月公表の見通しは据え置いた。
トヨタ自動車とあいおいニッセイ同和損害保険は8日、安全運転の度合いに応じて保険料が安くなる自動車保険商品を開発したと発表した。急発進や急停止、走行速度のデータを分析。運転状況をリスク評価して保険料に反映させる。この仕組みは、トヨタが運転手のアクセルやブレーキ操作、走行速度といった情報を車載通信機で収集し、自社のデータセンターに送る。その上で、あいおいニッセイ同和損保が安全運転の観点から運転状況を評価し、毎月の保険料を3段階で算定する。
大塚家具と貸会議室運営のティーケーピー(TKP)は6日、資本・業務提携で合意したと発表した。TKPが大塚家具の発行済み株式の7%弱を保有、大塚家具がTKPに家具を納入する。記者会見した大塚久美子社長は「TKPとの提携は大きな転機だ」と述べた。業務提携では、大塚家具がTKPの会議室に家具を納入。大塚家具の店舗の余剰スペースをTKPの会議室やイベントスペースとして活用するほか、顧客の相互紹介なども検討している。
欠陥エアバッグ問題で経営破綻した自動車部品大手タカタの負債総額が、1兆500億円規模で確定する見通しになったことが6日、わかった。製造業として戦後最大の大型倒産となるのは確実だ。タカタは6月26日に民事再生法の適用を申請。負債総額を確定したうえで、11月27日までに再生計画案を東京地裁に提出する予定だ。