財務省が発表した4─6月期の法人企業統計調査によると、製造業の設備投資は米中摩擦の影響などにより2年ぶりに減少した一方で、非製造業は内需好調で11四半期連続で増加を維持し、明暗が分かれた。製造業は半導体関連の需要減に全業種での大幅減益が重なり、投資減退につながったもよう。前期比でも2期連続の減少でピークアウト感が否めない。
ローソンは、本社のIT部門に勤務していた50代の男性社員が、2011年からおよそ9年間、取引先と共謀し、業務委託料あわせておよそ4億3,000万円を水増し請求していたと発表した。資金は、予備費の名目で取引先にプールし、私的に使っていたという。2019年2月の内部通報を受けて調査した結果、不正が発覚し、男性社員を懲戒解雇処分とした。
理化学研究所は30日、スーパーコンピュータ「京」の共用期間が終了したとし、シャットダウンを行なった。京は兵庫県神戸市の理研計算科学研究センターに設置され、2012年9月に共用を開始し、多くの研究機関や企業に利用され、目覚ましい成果を上げてきたが、7年の役目を終えた。さまざまな調整を経たのち、30日にシャットダウンされることとなった。同日にはセレモニーも執り行なわれ、松本紘理事長がスイッチを押して京をシャットダウンした。
大分県別府市が出資する一般社団法人「ビービズリンク」が、全国の家庭や施設などに温泉の湯を配達する新事業を始めた。「別府 おんせん おみや」と名付け、源泉から熱々の湯を産地直送で届ける。使うのは肌にやさしいと人気の「弱アルカリ性単純温泉」。専用タンクで保温しながら45度以上で運ぶ。湯量は一般家庭の浴槽向けの200~300リットルから4千リットルまで選べ、学生寮や高齢者向けの施設にある大型浴槽にも対応できる。