東京商工リサーチが発表した2012年上半期(1-6月)の中小企業金融円滑化法に基づく貸付条件変更利用後の倒産企業件数は前年同期の2.1倍の106件と倍増した。前年同期は50件だった貸付条件変更利用後の倒産件数は、106件となった。2011年7月以降、12カ月連続で前年同月を上回っており、倒産件数は高水準で推移している。産業別では、建設業が29件で最も多く、全体の3割近くを占める。次いで製造業の27件、卸売業の19件、サービス業他の13件、小売業の9件と続くという。
各紙によれば家具チェーン国内最大手のニトリホールディングスは7日、帝人と商品の共同開発事業を立ち上げたと発表した。帝人の技術力を生かし、機能素材を使った商品を開発する。第1弾の軽くて丈夫なランドセルを8日に発売し、以降も年間2~3の新商品を売り出す。共同開発商品の売上高は3~5年以内に100億円を目指す。新商品のランドセル「わんぱく組」は共同開発した人工皮革「タフガードライト」を使用。丈夫さを保ちながら、本体重量を昨年販売したランドセルよりも10%軽い約1010グラムにしたという。
東北財務局は7日、財務省と世界銀行が10月9,10日に仙台市内で開催する国際会議「防災と開発に関する仙台会合」の概要を発表したと各紙が報じた。世銀加盟各国の閣僚や防災関係者ら約300人が、東日本大震災を教訓とした防災の在り方や、被災地復興の課題を協議し、途上国の防災や開発政策に反映させる。仙台会合には世銀のジム・ヨン・キム総裁、安住淳財務相のほか、アジアを中心とした途上国の代表らが出席するという。