任天堂は18日、世界に先駆けて米国で新たな家庭用ゲーム機「Wii U)」を発売したと各紙が報じた。6年ぶりの新型機投入で、日本のゲーム機の存在感を示せるか注目される。 Wii Uは、06年に発売し世界中で大ヒットした「Wii」の後継機。最大の特徴は6.2型のタッチパネル付きコントローラー「Wii Uゲームパッド」で、SNSで情報交換したり、テレビがなくてもゲームが楽しめる。米国では年末商戦が感謝祭の今月22日から始まるため、同30日発売の欧豪、12月8日発売の日本より一足早く発売。日本での希望小売価格は保存容量が大きいプレミアムセットが3万1500円、ベーシックセットが2万6250円。
日本コカ・コーラは19日、富士電機と共同で開発したと各紙が報じた、夏の日中に冷却用の電力を使わず消費電力を95%削減しながら16時間もの間冷たい製品を提供する「ピークシフト自販機」を、2013年1月から全国で設置開始すると発表した。初年度の設置目標台数は25,000台。今回開発した「ピークシフト自販機」は、ピークシフトテクノロジーにより、冷却のための電力使用を一般的に電力使用が「ピーク」となる日中から比較的電力に余裕がある夜に「シフト」していることが特徴という。
各紙によればリクルートホールディングス(HD)は20日、来春をめどにインターネット通販事業に参入する方針を明らかにした。グループ会社が仮想商店街サイト「ポンパレモール」を運営し、衣料、食品、家電、日用品など各分野から出店者を募る。国内のネット通販事業は楽天、米アマゾン・ドット・コム、ヤフーの3強のほか、大手流通業もネットスーパーを展開するなどして競争が激化している。その中でリクルートHDは、傘下に持つ旅行や飲食などの予約・情報サイトといった既存の顧客基盤を生かして、市場を開拓する。具体的には、顧客に購入額の3%を買い物に使えるポイントとして付与し、傘下のサイトのポイントと共通化するという。
各紙によれば前原誠司経済財政担当相は16日、11月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。景気の基調判断は前月の「弱めの動きとなっている」から「弱い動きとなっている」として4カ月連続で下方修正した。リーマン・ショック後の平成20年10月から21年2月の5カ月連続以来となる。輸出や生産の弱含みが個人消費や設備投資にも影響を与えており、国内景気が後退局面に入っている可能性を裏付ける内容となった。会見した前原経財相は、「消費の弱さや設備投資の弱含みを踏まえた」と判断引き下げの理由を説明。世界経済についても「楽観はできない」と厳しい見方を示した。