ファミリーマートは6日、高齢者向けの弁当宅配便を活用し、ファミマ店舗で販売している食品や日用品を高齢者に届けるサービスを12日から順次開始すると発表したと各紙が報じた。商品の宅配を求める声に応え、豆腐や食パン、牛乳、洗剤、トイレットペーパーなど45品目を届ける。当初は東京都豊島区や愛知県岡崎市、神戸市、岡山市、鹿児島市の5店舗で実施。3年で3000店、5年で全店に広げる計画だという。
三菱重工業は6日、原発事故などの過酷な災害現場で遠隔作業ができるロボット「MHI―MEISTeR」を報道陣に公開したと各紙が報じた。東京電力福島第1原発での建屋内作業を想定して開発。2本のアームの先端に配管を切断したり、汚染コンクリートを採取したりする交換可能な工具を取り付けた。東電に現場での活用を提案していく。ロボットの重量は約440キロ、高さ1.3メートル。足場の悪い場所や階段もゴム製の走行用ベルトで移動できる。カメラ7台を搭載し、建屋の外からも遠隔操作することが可能。またロボットの心臓部に当たるCPUなどの精密機械は放射線を吸着するフィルターで保護したという。
各紙によればソフトバンクモバイルは6日、iPadをモバイルWi-Fiルータとして利用できるようになる「テザリングオプション」を、第4世代の「iPad Retinaディスプレイモデル」と「iPad mini」向けに提供開始した。第4世代より前のiPadについては未対応。また、iPhoneについては予定通り12月15日の提供となる。月額利用料は525円だが、12月31日までに申し込むと2年間無料になる。また、1カ月に利用するデータ量が7Gバイトを超えた場合には、請求月末まで通信速度が送受信最大128kbpsに制限される。2Gバイトごとに別途2625円を支払うと、この制限を受けないという。
各紙によれば日銀の西村副総裁は5日、新潟市で記者会見し、日銀が9、10月と2カ月連続で実施した追加金融緩和に触れ、「それで十分なのか、きちんと検討する」と述べ、19~20日に開く金融政策決定会合で、望ましい経済や物価の見通しが実現できないと判断した場合には、さらなる対応を取る可能性に言及した。副総裁は5日の講演でも「適切かつ果断な対応を取る用意がある。新しい手法も駆使しながら、強力に金融緩和を推進していく」と語った。国内景気の先行きは「下振れ方向のリスクをより強めに見る方が正しい姿」と警戒感を示した。