イオンは4日、卵から孵化させた完全養殖のクロマグロをプライベートブランド「トップバリュ」から5日に売り出すと発表したと各紙が報じた。国際的な漁獲制限でクロマグロの品薄感が強まる中、完全養殖品の確保で安定的な供給につなげる。足元のトップバリュの販売は「安さ」重視のイメージが定着したことなどで苦戦が続いており、完全養殖マグロを「質」への転換に向けた改革の“目玉”として消費者に訴求する考え。
各紙によると三重県鳥羽市の離島・答志島沖で、大規模な洋上風力発電設備の建設計画が進んでいることが分かった。事業者は「売電収入によって念願の架橋整備にも弾みがつく。10年先の島にとって必ずプラスになる」とメリットを強調し、地元漁協幹部も推進の立場だ。一方、漁業者らを中心に「漁場に悪影響が出かねない」など反対意見も根強く、今後議論を呼びそうだ。計画しているのは一般社団法人シーパワー(津市)。島から約2キロ北の洋上約30平方キロに着床式の風車40基を建設し、年間4億3800万~9億8112万キロワット時の発電を目指すという。
東芝が役員の夏の賞与を暫定的にゼロとすることが5日、分かったと各紙が報じた。不適切会計問題で2015年3月期決算が確定せず、業績を反映した賞与の算定ができないため。第三者委員会が進めている調査結果などを踏まえ、支給の有無を含め対応を検討する。
東芝は経営責任を明確化するため、社外取締役を除く全役員が月額報酬を5月から10~50%返上している。15年3月期の期末配当を無配とする中、夏の賞与を規定通り支給すれば、株主らからの批判は避けられず、支給見送りや一部返上などの措置が取られる見通しだ。
家電量販店のラオックスは、6日にオープンする「ラオックス新宿本店」を日中両国の報道陣に5日公開したと各紙が報じた。「日本最大の免税店」を標榜する同社が、中国人など外国人観光客の来店の受け皿として作った新宿エリアの旗艦店で、中国語や英語など外国語に堪能な担当者をそろえた。場所はちょうど伊勢丹新宿店の交差点向かいで、新宿三丁目共同ビル内。この5階から8階までの4フロアで構成し、合計2100平方メートルの広さ。