各紙によれば全国銀行協会の佐藤康博会長(みずほフィナンシャルグループ社長)は18日の記者会見で、ゆうちょ銀行の預入限度額(現行1000万円)の引き上げが自民党の提言の原案に盛り込まれたことについて、「(民間金融機関とゆうちょ銀との)共存の道が断たれる」と厳しく批判した。第二地方銀行協会の石井純二会長(北洋銀行頭取)も反対を表明。今秋に株式上場を計画するゆうちょ銀などの業務拡大を後押しする自民党内の動きに対し、金融界の反発が強まってきた。
千葉県内の地名と同名の商標登録が中国で行われた事例が、4月現在で少なくとも36件あること19日、県議会の網中肇県議(民主)の一般質問に対する県の答弁で分かった。今後、県内の地名を冠したブランド商品が中国で販売される際に足かせになることが懸念されている。「千葉」など3件について、県は中国商標局に異議申し立てを行っており、現在審査中という。
ホンダは今秋、新しいスポーツカー「シビック タイプR」を日本で売り出すと各紙が報じた。2010年に販売を打ち切っていた主力車「シビック」が、5年ぶりに日本で復活する。タイプRは、まず欧州で今夏に発売する。排気量2リットルのエンジンにターボを組み合わせて出力を高め、最高速度は時速270キロ。ドイツのテストコースで、前輪駆動の市販ハッチバック車として世界最速の周回記録を出したのが売りだ。価格は2万9995ポンド(約589万円)で、日本でも近い価格帯での発売が予想される。
各紙によれば日立金属は18日、中国にネオジムや鉄、ホウ素からなるレアアース磁石を生産する合弁企業「日立金属三環磁材(南通)」(中国江蘇省南通市)を2015年12月に設立することを決定したと発表した。設立と同時に工場建設に着手し、16年12月に稼働予定。中国のハイブリッド自動車(HV)駆動装置向けのほか、冷蔵庫や高速エレベーターなど世界市場を含む需要の拡大に対応する。