各紙によればホンダの米国法人幹部は15日、2016年に燃料電池車(FCV)を市場に投入する一方、天然ガス車の「シビック」の生産を停止することを明らかにした。米国ホンダのジョン・メンデル上級副社長は記者団に対し、政府による助成が期待されるため、天然ガスを自動車に供給する「天然ガスステーション」よりも、FCVの燃料となる水素を供給する「水素ステーション」の方が普及が期待できると述べた。
ニッカウヰスキーは15日、新商品「シングルモルト余市」「シングルモルト宮城峡」を発表したと各紙が報じた。「余市」「宮城峡」ブランドはこれまで熟成年数ごとに商品化してきたが、9月からは年数を表示しない「シングルモルト」に集約する。創業者の竹鶴政孝をモデルにしたテレビドラマ「マッサン」の影響で販売が伸び、原酒づくりが追いつかないためだ。
各紙によれば「ソフトバンク」がヒト型ロボット「ペッパー」の量産に向け、台湾の「鴻海(ホンハイ)精密工業」と合弁会社の設立を検討していることが分かった。関係者によると、「ソフトバンク」はまもなく一般向けにも発売される「ペッパー」の採算性を高めるため、「ペッパー」を製造している「鴻海」と合弁会社を設立し、量産体制を整えることを検討しているという。ソフトバンクは18日、ペッパーの一般向け販売の詳細について発表する予定という。
各紙によれば日立製作所は15日、スイスの重電大手ABBと高効率の送電設備を製造、販売する合弁会社「日立ABB HVDCテクノロジーズ」(東京)を設立することで正式契約したと発表した。公正取引委員会などの認可を取得し、8月中の設立を目指す。