三越伊勢丹ホールディングス(HD)は24日、石塚邦雄会長(67)の後任に、台湾子会社「新光三越」の赤松憲副会長(64)を充てる人事を正式発表した。石塚会長は特別顧問に就任し、経団連副会長を続ける。赤松氏は5月に特別顧問に就任し、6月の株主総会を経て、会長に正式に就任する。三越伊勢丹HDは、事業多角化に伴う業績不振などから、労働組合を中心に社内の不満が高まり、大西洋前社長(61)が3月末に引責辞任した。これに伴い、石塚会長も退任する意向を示していた。