中国の立法機関である全国人民代表大会常務委員会は23日、渉外民事関係法律適用法草案を引き続き審議しました。この法律は、渉外事件の解決や、当事者同士の合法的権益の保護にとって法的根拠となります。
草案は、結婚・家庭や相続、物権、知的所有権などに関わる渉外民事関係の法律の適用に対して規定を行いました。草案は中国や外国の当事者 の民事権利の処理権利を十分尊重するとともに、当事者が適用の法律を選択することを定めています。一方、中国の法律では強制的な規定がある場合は、中国の 法律に従って処理するとしています。
中国の民法草案は9章ありますが、渉外民事関係法律適用法はその中の一章です。(翻訳:ZHL)
四川省政府プレスセンターが22日夜明らかにしたところによりますと、22日夜までに、豪雨による自然災害で、四川省の被災者数は655万人を超え、そのうち、24人が死亡し、79人が行方不明となり、直接な経済損失は153億元を超えたということです。
四川省では成都や徳陽など17の市(州)が被災し、道路交通や電力システム、水利施設などが大きな被害を受けました。
四川省気象局によりますと、8月末までに、四川省は2回目の降雨時期を迎え、各地の被害対策情勢は相変わらず厳しいものになるだろうということです。(翻訳:ZHL)
中国の温家宝首相は22日、大規模な土石流に見舞われた甘粛省舟曲県で会議を開き、復旧作業を検討しました。
温家宝首相は「現在、被災地の住民、特に家を失った人々の衣食住および医療の支援を急ぎ、そういった人々が無事に冬を過ごせるように確保しなければならない。同時に、伝染病などの予防対策も強化すべきだ」と述べました。
被災地の復旧について、温首相は地元の自然環境や少数民族の習慣などに基づいて行うことを強調しました。(鵬)