アルミ板、鋳・鍛造品などの製造を手掛ける古河スカイは7日、中国･上海市に現地販売会社「古河斯凱鋁材」を設立したと発表した。2013年には年間売り上げ約10億円を目指す。自動車向けアルミ圧延品の需要拡大を背景に、グローバル体制強化を図る同社は、現地生産の製品ラインアップを拡充しながら中国での事業拡大を狙う。

産業生産設備の製造などを手掛けるシンフォニアテクノロジーは7日、中国の高速鉄道「京滬旅客専用線」に同社の速度発電機2台が採用されたと発表した。来年1月に納入され、2011年3月をめどに北京－上海間で時速500キロメートルの走行試験が実施される予定。同社は3年後、中国での事業強化による売上げで15億円を見込んでいる。

中国の健康食品･化粧品市場が急成長を遂げているのを背景に、東洋新薬は2011年1月中国上海市に駐在事務所を開設する。中国への進出を検討している日本メーカーなどに、市場動向や流通網の調査･分析結果を提供していく方針だ。尚、駐在事務所には日本人のほか現地で採用した従業員も常駐させる計画。

ディー･エヌ･エー（DeNA）とサイバーエージェントは、中国･日本を中心にアジア地域で活動するソーシャル（交流型）ゲーム開発会社を発掘、さらには資金支援をしていく。出資を通じて有望なベンチャー企業を育て、将来の自社サービスの充実につなげる計画だ。