分譲マンションに長期修繕計画の作成などを義務付ける条例が20日、東京都豊島区議会で可決、成立したと各紙が報じた。老朽化に伴う改修工事を円滑に進めるのが狙いで、罰則も盛り込まれている。区によると同様の条例は全国でも珍しい。施行は2013年7月。豊島区では1970年代後半からマンションが急増。住人の高齢化や物件の貸し出しで管理の不十分な物件が多くなり、問題化していた。区は10年度の実態調査で修繕計画の不備や管理組合が機能していないことを把握し、条例化を決めたという。
中部電力は20日、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)で進めている津波対策工事に関し、従来計画で海抜18メートルとしていた防潮堤の高さを4メートルかさ上げし、22メートルにすると発表したと各紙が報じた。内閣府が今夏、南海トラフ巨大地震による浜岡原発付近の最大津波高を19メートルと予想したことを受けた措置という。
各紙によれば資源エネルギー庁が19日発表したレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均、17日現在)は、前週(10日)に比べて1リットル当たり0.2円高の147.4円となり、3週連続で値上がりした。円安による原油の輸入価格上昇が影響したという。
JR西日本は19日、蒸気機関車から新幹線までの歴代車両約50両などを展示する「鉄道博物館(仮称)」を京都市下京区に建設すると発表したと各紙が報じた。総事業費は約70億円で、二千十六年春の開業を目指す。展示面積は約3万1000平方メートルで、鉄道関連の博物館としては、車両数とともに国内最大規模となる。新博物館の本館は3階建て。既存の梅小路蒸気機関車館に併設して一体運営する。ボンネット型の先頭車両が人気だった特急電車「489系」や、「団子っ鼻」の愛称で親しまれた初代新幹線「0系」、現役で活躍する新幹線「500系」などを展示するという。