各紙によれば食用油最大手の日清オイリオグループは10日、大豆と菜種を主原料とするサラダ油などの食用油の出荷価格を7月1日納入分から、7%以上値上げすると発表した。値上げは、10%以上引き上げた4月納入分に続いて今年2回目となる。値上げ幅は、家庭用で1キロ・グラム当たり20円以上、業務用は1缶(16.5キロ・グラム)当たり300円以上となる見通しという。
内閣府が12日発表した4月の機械受注統計(季節調整値)によると、民間設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」の受注額は、前月比8.88%減の7233億円で、3カ月ぶりにマイナスとなったと各紙が報じた。内閣府は基調判断を「緩やかな持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。製造業は7.3%減、非製造業は6.0%減で、いずれも3カ月ぶりのマイナスだった。
6日の東京株式市場は、米国株の急落や円高の進行で、日経平均株価が一時、前日終値より120円近く値下がりし、約2カ月ぶりに節目となる1万3000円を下回ったと各紙が報じた。安倍政権が決めた成長戦略への失望感も重しになっている。取引時間中に1万2000円台になるのは、日本銀行が過去最高の金融緩和を決めた翌日の4月5日以来だ。午前の終値は、前日終値より59円16銭安い1万2955円71銭。