各紙によれば大手損害保険3社は、高齢ドライバーによる事故の増加などで保険金の支払いが増え採算が悪化しているとして、ことし10月から自動車保険の保険料を値上げする方針だという。大手損害保険各社は、高齢ドライバーによる事故の増加や、自動車に使われる電子部品が多くなったことによる修理代の上昇などで、自動車保険の保険金の支払いの増加傾向が続き採算が悪化しているとしている。このため、大手5社のうち「東京海上日動火災」はすべての車種の平均でことし10月から1.9%値上げするほか、「三井住友海上」が1.7%、「あいおいニッセイ同和」は1%余り、いずれも10月から値上げする方針だという。
各紙によれば日立アプライアンスは6月22日、縦型洗濯機「ビートウォッシュ」の新機種「BW-D10SV」を発売する。外形の大きさは従来のまま洗濯容量を9キログラムから10キロに増やした。洗濯時間は標準コースで従来9キロを47分かけていたが、10キロで39分に短くした。水温や水の硬度、洗剤、衣類の量、すすぎ具合などを検知し節水や節電に役立つ「〔eco〕水センサー」機能付き。洗剤を溶かす時間やすすぎ、脱水の時間などを自動で調整する。今回は洗剤を溶かした場合のすすぎやすさを判断し、すすぐ回数も自動で減らすという。
週明け27日午前の東京株式市場は、外国為替市場で円高ドル安が進んだことから、日経平均株価(225種)は大幅に下落したと各紙が報じた。下げ幅は一時580円を超え、取引時間中に1万4000円に近づく場面もあった。前週に株価が乱高下したことへの投資家の不安感も強く、全面安の展開になった。週明けの円相場が対ドルで101円付近が続いており、前週半ばまでの103円前後の水準からは円高が進んだ。
神戸製鋼所は、神戸製鉄所(神戸市)の高炉を休止する方向で検討に入ったと各紙が報じた。生産能力で1割強の削減となる。中国や韓国の鉄鋼メーカーの増産で鋼材価格が下落、神鋼は赤字が続いている。加古川製鉄所(兵庫県加古川市)に高炉の機能を集約し、コストを削減して収益回復を図る。全社の年間生産能力は約800万トンで、神戸の高炉が約100万トンと最小だ。95年の阪神大震災で大きな被害を受けたが、約2か月半で稼働を再開し、復興の象徴となった。