日本航空は8日、新たに中長距離国際線に参入する傘下の格安航空会社(LCC)の名称を「ZIPAIR Tokyo」にすると発表した。2020年に成田―バンコクと成田―ソウルの2路線でスタートする。ライバルのANAホールディングス(HD)も傘下のピーチ・アビエーションが20年度をめどに中距離の国際路線に進出する方針で、先行する海外LCCとの価格競争が課題となりそうだ。
レオパレス21の施工不良問題の拡大から7日で1カ月が経過し、少なくとも3千棟以上が建築基準法違反となる恐れが出ている。国土交通省はレオパレスの対応を問題視しており、全棟改修の完了時期の前倒しを求めるなど監視を強化した。ただし全物件調査や問題物件からの住民退去の終了時期は未定で、完全解決には時間がかかりそうだ。
景気動向指数の1月の基調判断について内閣府は7日、これまでの「足踏み」から「下方への局面変化」に引き下げた。景気がすでに後退局面に入った可能性が高いことを示す。中国経済が急減速しており、その影響が日本経済に及んだ。政府は1月末、景気の拡大が戦後最も長い6年2カ月に達した可能性が高い、と宣言していたが、そこまで達していなかった懸念が出てきた。内閣府が7日に発表した1月の景気動向指数(2015年=100)の速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月より2.7ポイント低い97.9。