日産自動車は8日、東京都内で臨時株主総会を開き、カルロス・ゴーン元会長とグレッグ・ケリー氏の取締役解任と仏ルノー会長のジャンドミニク・スナール氏の取締役選任を決めた。指名委員会等設置会社として、社外取締役が取締役会議長を務めるようになるまで、西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)が取締役会のトップを務める「暫定経営体制」が認められたとはいえ、ゴーン元会長の「暴走」を許した経営責任を問う株主からの厳しい声も出た。
航空サービスリサーチ会社の英スカイトラックス(Skytrax)による「世界の空港ランキング」2019年版が発表され、トップ10に日本の3空港が入った。日本からは羽田空港が2位、セントレア(中部国際空港)が6位、成田空港が9位に入った。羽田空港は昨年の3位から、セントレアは7位からそれぞれランクアップ。成田空港は昨年の11位からトップ10に入っている。関西国際空港は11位と、トップ10を逃したものの上位に入っている。
日産自動車の資金をオマーンの販売代理店に不正送金させるなどして日産に約5億6300万円の損害を与えたとして、会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕された前会長、カルロス・ゴーン容疑者(65)=別の同法違反などで起訴=について、東京地裁は5日、勾留を認める決定をした。勾留期間は14日までの10日間。弁護側は、地裁の決定を不服として準抗告する。
2018年度(2018年4月-2019年3月)の「人手不足」関連倒産は400件(前年度比28.6%増、前年度311件)に達した。年度ベースでは、2013年度に調査を開始以来、これまで最多だった2015年度(345件)を上回り、最多件数を塗り替えた。2018年度の「人手不足」関連倒産400件の内訳は、代表者や幹部役員の死亡、病気入院、引退などによる「後継者難」型が269件(前年度比7.6%増、前年度250件)が最多。