財務省が20日発表した10月の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆907億円の赤字(前年同月は5562億円の赤字)だった。貿易赤字は16か月連続で、10月では1979年以降で最大だった。輸出額は18.6%増の6兆1045億円で、輸入額も26.1%増の7兆1952億円だった。
KDDIは19日、ケーブルテレビ子会社のジュピターテレコム(JCOM)と、ジャパンケーブルネット(JCN)を来年4月に合併させると発表したと各紙が報じた。両社のサービスや設備の統合などを進め、効率化を図る。国内最大手のJCOMと2位のJCNの合計加入世帯数は400万世帯程度となり、有料多チャンネル市場で50%強のシェアを握る。両社の統合で規模を拡大し、映像コンテンツなどの交渉力を高め、調達コストの削減につなげるという。
セブン-イレブン・ジャパンが、創業40周年を迎え、記念式典が行われた。セブン-イレブン・ジャパンは、1973年に「ヨークセブン」として設立され、翌年、東京・江東区に国内初のコンビニとなるセブン-イレブンの1号店を開店した。40周年を記念して行われた、18日の式典には、茂木経済産業相や甘利経済再生担当相のほか、およそ1,500人が出席した。セブン&アイ・ホールディングスの鈴木会長は、2014年度は、1,600店規模の出店を行う方針を明らかにするとともに、今後はインターネットで販売した商品を、コンビニで受け取るサービスなど、ネットと実店舗の連携を強化したいとする考えを示した。
不動産経済研究所が18日発表した10月の首都圏のマンションの新規発売戸数は、前年同月比21.4%増の3506戸だったと各紙が報じた。来年4月の消費税率引き上げを控えた駆け込み需要を見込み供給が増えた9月の77.3%増からは伸びが鈍化したが、6カ月連続で前年同月を上回り、堅調な結果となった。発売月に購入申し込みがあった割合を示す契約率は79.6%だった。6~9月の80%台には届かなかったが、引き続き高水準を維持し、好調の目安である70%を9カ月連続で上回ったという。