長崎労働局は30日、来春卒業予定の県内大学生の就職内定状況(10月末時点)を発表した。内定率は前年同期比3・1ポイント減の64・9%だったが、就職希望者3086人のうち、県内希望者は44・4%(1370人)で、記録の残る1999年度以降で最高だった。景気の回復や人手不足感の強まりを背景に企業の採用意欲は強く、学生優位の「売り手市場」が続いており、より良い条件を求めて活動を続ける学生が多くなったことが内定率を押し下げた要因。
天正遣欧少年使節の“平成版“としてイタリアやバチカンへ派遣された長崎県南島原市の中学生4人が7日夕、市役所で松本政博市長らに帰国報告をした。ローマ法王との謁見を果たした中学生たちは「千々石ミゲルら使節の4少年の足取りや歴史をより深く知ることができ、地元をもっと誇らしく感じた」と述べた。派遣事業は6回目。
米蔵を改装した長崎県東彼杵町の交流施設「Sorrisoriso(ソリッソリッソ)ちわた米創戸」が好評だ。立ち寄る人々は「気軽に人とつながれる」と、併設のカフェで憩いのひとときを楽しんでいる。東彼杵町の地域おこし団体「長咲プロジェクト協議会」が平成27年12月にオープンした。地元農協が所有し解体予定だった築約60年の米蔵を、町の協力を得ながら約1900万円かけて改修。昨年は約2万7千人が利用したという。