関門海峡でワカメを刈り取り、神前に供えて航海の安全や豊漁を祈る「和布刈(めかり)神事」(福岡県無形民俗文化財)が、旧暦の元日に当たる16日未明、北九州市門司区の和布刈神社であったと西日本新聞が報じた。神社によると「万物に先駆けて繁茂する」とされるワカメは、福を招く縁起物。神事は奈良時代には行われていた記録があり、朝廷や領主にワカメを献上した時代もあったという。
福岡銀行は、2300点もの蔵書を集めた展示施設「歴史の広場」を、持ち株会社であるふくおかFGの本社ビル(福岡市中央区)に作った。福銀の創業140年のルーツが分かり、日本の金融史をひもとく上でも貴重な資料がそろう。福銀は明治10(1877)年、九州初の銀行として設立された第十七国立銀行の流れをくむ。
北朝鮮情勢が緊迫する中、福岡市は政令市で初めて、ミサイル発射を想定し、Jアラートを活用した緊急速報メールの配信訓練を行ったとRKB毎日放送が報じた。福岡市内全域で、携帯電話に北朝鮮のミサイル発射を想定した緊急速報メールが配信された。市内の公園や小学校などで避難訓練が行われたほか、福岡市営地下鉄と西鉄が、走行中の車両30本を最寄り駅に停車、またJR九州の在来線も走行中の車両を一時停止させ、その場で安全確認を行った。
小倉の魚町銀天街で8日、火よけの神事「鞴(ふいご)祭り」が行われたと小倉経済新聞が報じた。「鞴祭り」は、かつて刀鍛冶や鋳物師が使っていた、火を操る道具である「鞴」に倣い、幾度となく町内で起こった火災の「厄をはらう」ことを目的に、戦後間もなく始められた。現在は、町内のビル屋上数カ所に設置された「稲荷社」で行われている。
福岡県芦屋町主催の「あしや砂像展2017」が、20日から11月5日まで芦屋海浜公園で行われる。今年のテーマは「祭り」。米国、イタリアなど6カ国から招いた6人のプロ彫刻家が青森ねぶた祭り、博多祇園山笠、リオのカーニバルなど七つの祭りを砂で表現し、アマチュアによる作品を含め計39の像が展示される。