和歌山県が9日、新たに導入する公用車を発表した。2輪車、電動のバイク。地元・和歌山のベンチャー企業が開発したもので、インターネット上で投資を募ったところ、国内最高額となる約1億2000万円以上集まったという全国からも注目されているバイク。
和歌山県内への「カジノを含む統合型リゾート施設」(IR)誘致を目指す県や和歌山市、和歌山商工会議所などは15日、同市の県民文化会館でIRについてのシンポジウムを開いた。有識者を招き、地方のIRの必要性や観光振興の在り方などを議論した。県や市などは、和歌山市のマリーナシティを第1候補地として誘致を目指している。
1890年に和歌山県串本町樫野埼沖でトルコ軍艦エルトゥールル号が遭難した後、義援金を募ってトルコに届けた山田寅次郎(1866~1957)の伝記が出版された。著者は孫の和多利月子さんで、祖父の生涯を描く中で、研究によりこれまでの定説を覆す新説や、未公開資料を多数紹介している。山田寅次郎は民間の立場でありながら、率先して演説会や演芸会などを催して、エ号の義援金募集活動を展開。
田辺市本宮町の川湯温泉で1日、冬の風物詩「仙人風呂」がオープンした。川底からわく温泉を、川の水で適温にした露天風呂で、初日は招待された地元の保育園児らが「一番風呂」を楽しんだほか、開放的な温泉を楽しもうという人たちが県内外から訪れた。川湯温泉街の前を流れる熊野川の支流・大塔川は、73度ほどの温泉が湧き出る。毎冬、熊野本宮観光協会などが川の一部をせき止めるなどして「千人が入れるほど」という巨大な湯船を開設。川の水で40度ほどに湯温を調節し、野趣あふれる温泉が楽しめる。