豪雨災害の影響で県内の観光客が4割近く減ったことが分かっ。県によると県内15の観光施設について調査を行った結果去年の同じ月に比べて全体で4割近く減っていた。最も影響が大きかったのが呉市の大和ミュージアムで8割近く減った。また宿泊施設のキャンセルはおよそ12万件、その影響額はおよそ45億円と推計されるという。県では国の制度を活用した宿泊割引や観光需要を回復するためのプロモーションなどを検討するという。
西日本豪雨で4河川8カ所の堤防が決壊し、面積の3割が水没した岡山県倉敷市真備町地区で、小田川上流の北岸の決壊箇所(同町尾崎)は堤防の高さ、幅ともに国の整備目標に満たず、改修予定だったことが9日、国土交通省への取材で分かった。国管轄の未改修区域は北岸では決壊箇所周辺に限られており、周囲より脆弱な箇所が水圧に耐えきれず、重大な浸水被害を招いた可能性がある。
島根県出雲市特産のショウガ「出西生姜」の収穫・出荷が、同市斐川町の出西地区で始まった。今月7日に初出荷式が開かれ、100キロがさっそく市場に送り出された。シーズンは10月頃まで続く。出西生姜は、同市の出西地区だけで生産される出雲のブランド野菜。小ぶりで香りと風味が高く、繊維質が少なく柔らかいなどの特徴を持つ。現在は2農家で生産組合を作り、計1ヘクタールで栽培。今シーズンは昨年並みとなる約10トンの収穫を見込んでいる。
鳥取県の大山にある大山寺(大山町)が開創から1300年を迎えたことを祝う記念式典が9日、鳥取県米子市で開かれた。式典には地元住民400人を含めた約900人が出席した。 主催者を代表して鳥取県の平井伸治知事が「大山の1300年の時を振り返りながら、ともに生きていく決意を固める日を迎えた。大山さんありがとう」とあいさつ。秋篠宮家の長女、眞子さまも出席され、「長い歴史と豊かな自然環境で育まれた大山の様々な恵みの価値を再確認し、国内外に知られていくことは誠に意義深いこと」と述べた。
山口県宇部市は、起業・創業支援の拠点を7月末にも開設する。地域の産業活性化の中核施設としてJR宇部新川駅近くに「うべ産業共創イノベーションセンター 志」を設ける。地元の産学官と金融が連携し、新たなビジネスモデルや新事業の創出を目指す。センターは宇部市中央町のビル1階部分、63平方メートルでオープンする。運営事業者候補には山口フィナンシャルグループ(FG)の地方創生会社、YMFG ZONEプラニング(下関市)を選定した。