岡山県は、県の魅力を伝える新しい観光サイト「岡山観光ＷＥＢ」を開設した。従来の観光サイト「おかやま旅ネット」を９年ぶりにリニューアル。観光名所や食べ物の写真を変更しただけでなく、人工知能（ＡＩ）を使った旅の案内機能などを追加した。滞在型観光客の更なる増加につなげたい考えだ。

島根県と同県出雲市は28日、出雲村田製作所（出雲市）と工場立地に関する覚書を交わした。同社は400億円を投じ、基幹電子部品のセラミックコンデンサーの新工場を建設。既存工場の生産設備も増設する。今後3年間で400人の新規雇用を計画している。新工場は出雲市内の既存工場から約700メートル離れた工業団地内に建設し、2020年春の稼働を予定する。県は設備投資や雇用計画に対し11億円、出雲市も1億5000万円を助成する。

鳥取県の平井伸治知事は27日の県議会本会議で、災害時に外国人を含む観光客に災害や交通の情報を直接提供する「とっとり緊急時情報センター」を立ち上げる考えを示した。相次ぐ災害で訪日客に情報が適切に届かなかったことを踏まえた。４カ国語での電話対応に加え、会員制交流サイト（SNS）を活用して随時、必要な情報を届ける。

国土交通省は10日、西日本豪雨で土砂災害の被害が大きかった広島県呉市など９地区で、２次災害防止のため砂防ダム計20基を新設すると発表した。早ければ２年で完成する見通し。広島県内では豪雨の死者108人のうち87人が土砂災害で亡くなっている。砂防ダムの設置は、広島市安芸区矢野東地区など同市内で12基、坂町で３基、呉市天応地区で５基。まず土砂崩れの恐れがある場所に頑丈なネットワイヤや大型土のうを設けた上で、砂防ダム建設のための用地買収に着手する。