インドのカシミール支配地域で、最近、住民による反政府デモが日増しに激しくなっています。8月1日、警察と住民の衝突が起き、8人が死亡し、先週金曜日からの衝突による死亡者数は14人に上りました。
報道によりますと、この日、インドのカシミール支配地域のプルマワ村で、一部の反政府デモ隊が現地の治安当局に突入し、放火しました。衝 突中の死亡者は5人で、数十人が負傷しました。この他、カシミール州の州都スリナガルで、反政府デモ隊は現地の裁判所を襲撃し銃器を奪取したり、道路に障 害物を設けたりしましたが、現地治安当局が発砲し、2人が死亡しました。
インドのマンモハン・シン首相はこの日、内閣安全委員会会議を開き、カシミール地域情勢について検討しましたが、具体的な措置は発表されていませんでした。(万、大野)
イスラエルのネタニヤフ首相は8月1日、閣議で「パレスチナとの直接交渉が今月中旬に始まる可能性がある」と明らかにし、「具体的な日時は今後数日中に決まる」と述べました。
これに先立ち、アラブ連盟の下部機関であるアラブ平和イニシアティブは7月29日、カイロで会議を開き、パレスチナとイスラエルの直接交 渉を支持することを確認しました。また、交渉をいつ始めるかはパレスチナ自治政府のアッバス議長の判断に委ねるとの立場を示しました。(鵬)
パキスタン関係部門の最新統計によりますと、8月1日までに、暴雨や洪水などにより、死者がおよそ1400人に達し、3万人が孤立、数百人が家を失ったということです。
また、パキスタン北西部のカイバル・パシュトゥンハ州(旧北西辺境州)の洪水で行方不明となった中国の水力発電プロジェクトの職員3人はまだ見つかっておらず、捜索救援活動が続いてます。
パキスタンの広い地域では、連日大雨が降り続き、カイバル・パシュトゥンハ州が全国5州で最大の被害を受けています。現在、この州では1000人あまり が死亡し、およそ3万人が孤立状態に陥っています。国連や中国、アメリカなどは救援物資の提供を表明しました。(翻訳:ZHL)
キューバを訪問中の中国の楊潔チ外相は1日にハバナで、フィデル・カストロ前国家評議会議長を表敬訪問しました。
その際、楊潔チ外相は「両国が国交樹立して今年で、50周年を迎える。キューバはラテンアメリカで初めてわが国と国交樹立した国である。50年に わたって両国が共に努力し、各分野の協力で実りある成果を収めた。われわれは国交樹立50周年を契機としてキューバとの関係を推進していく」と語りまし た。
これを受けて、フィデル・カストロ前議長は「両国が共に努力し、伝統的な友情の内容を充実させていくべきだ」と述べました。(ジョウ&吉野)
中国人民解放軍海軍の訓練艦「鄭和」号とミサイル護衛艦「綿陽」号からなる海軍艦艇編隊は30日午前に、旅順港を出発し、南太平洋での訓練と南太平洋5カ国への訪問に向かいました。
この編隊は7月末から10月下旬にかけて80日余りを航海する予定です。この期間、パプアニューギニア、バヌアツ、トンガを訪問し、その後、ニュージーランド、オーストラリアを訪問します。
中国海軍の訓練艦と作戦艦艇が編隊を組んで外国を訪問するのはこれが初めてです。訪問期間中、海軍軍事学校の士官208人が地文航海、天文航海、海洋水文気象などの教学実習と訓練を行ないます。
編隊を指揮する冷振慶少将は、「今回の訪問は士官たちの能力向上にプラスとなり、大洋州5カ国との軍事分野での実務的協力を促進できるだろう」と述べました。(翻訳:玉華 チェック:吉野)