北朝鮮の金正恩委員長と直接会談した韓国の特使が13日、首相官邸で安倍首相と面会し、会談の内容を報告した。韓国の徐薫国家情報院長は、世界に激震が走った米朝首脳会談を電撃発表した人物。安倍首相は、米朝首脳会談の成功に向けた協力を約束した。また、徐薫院長は、「北朝鮮の金委員長が自分の言葉で非核化の意思を示したことはとても意味のあることだ」とした上で、「このように良い流れになったのは安倍首相が平昌オリンピックの開会式に来てくれたためだ」と強調した。一方、安倍首相は「北朝鮮が具体的な行動をとることが極めて重要だ」とクギを刺した。
政府は、乳児用液体ミルクの国内販売を今夏にも解禁する方針を固めた。液体ミルクは、粉ミルクよりも乳児に飲ませる手間が少なく、常温で一定期間保管することもできる。政府は普及を後押しし、育児負担の軽減や災害備蓄への利用につなげたい考えだ。厚生労働省が12日に開く専門家部会で、液体ミルクの規格基準を新たに定める省令改正に向けて手続きを始める方針を示す。
宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(1421メートル)は10日も噴火が続き、午前1時54分の爆発的噴火では噴煙が一連の噴火で最も高い約4500メートルに達し、大きな噴石が約1.8キロまで飛散した。気象庁は火山活動がさらに活発化する恐れがあるとして、警戒範囲を火口周辺のおおむね3キロから4キロに拡大した。噴火警戒レベルは3(入山規制)を継続している。
文化審議会(馬渕明子会長)は9日、三十三間堂(京都市東山区)の1001体に及ぶ木造千手観音立像と、滋賀県長浜市西浅井町菅浦に伝わる鎌倉時代から江戸時代にかけての古文書「菅浦文書」を重要文化財から国宝に格上げするよう、林芳正文部科学相に答申した。
千手観音立像は、平安時代後期の創建時(1164年)の124体と、鎌倉時代の焼失後の再興で慶派や円派といった仏師集団が手掛けた観音像などからなる大群像。1973年度に始まった全観音像の保存修理は、重文の彫刻1件の修理として過去最長を記録。
巻き込まれることについて「危険がある」との回答が「どちらかといえば」と合わせて85.5%と、1969年の調査開始以来最も多かった。調査は1月、全国の18歳以上の男女3000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は55.7%だった。日本が戦争を仕掛けられたり、戦争に巻き込まれたりすることについて、「危険がある」は38.0%、「どちらかといえば危険がある」は47.5%だった。「危険はない」「どちらかといえば危険がない」は計10.7%だった。