安倍政権が今国会の最重要法案と位置づける働き方改革関連法案は25日の衆院厚生労働委員会で、自民、公明両党と日本維新の会の賛成多数で可決された。立憲民主党など野党が激しく抗議する中で、与党が採決を強行。29日にも衆院を通過する見通しで、6月20日までの会期内に成立する公算が大きくなった。この法案は、年収1075万円以上の一部の専門職を労働時間規制の対象から外す「高度プロフェッショナル制度」を導入する規制緩和策と、罰則付きで残業時間の上限を設ける規制強化策などが盛りこまれている。
大相撲の関脇栃ノ心(30)=本名レバニ・ゴルガゼ、ジョージア出身、春日野部屋=が大関昇進をほぼ確実にした。東京・国技館で行われている夏場所12日目の24日、横綱白鵬を破って無傷の12連勝とした。打ち出し後、昇進を推薦する日本相撲協会審判部の阿武松部長が「大きな一番を上積みした。(大関に)なるような相撲だった」と話した。
安倍首相は24日午後、ロシアのプーチン大統領と会談するため羽田空港を出発した。日露首脳会談では北朝鮮の非核化に向けて連携を確認する方針。26日に行われる予定のプーチン大統領との首脳会談では、史上初めてとなる米朝首脳会談を前に、北朝鮮の核・ミサイル問題での連携を改めて確認し拉致問題についても協力を求める考え。また、両首脳は北方領土での共同経済活動として、ウニの養殖とイチゴの温室栽培を事業化することで合意する見通し。
アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦で、関学大のQBを悪質な反則タックルでけがをさせた日大3年生の宮川泰介選手(20)が22日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。反則に至った経緯を「私の独断ではない」と話し、内田正人前監督(19日付で辞任)やコーチらの指示と明らかにした。日大は22日、改めて指示を否定する文書を発表した。
日露両政府は、北方領土での共同経済活動として、ウニの養殖とイチゴの温室栽培を事業化する方針を固めたと読売新聞が報じた。事業計画作りに向け、今夏にも日本の官民調査団を北方領土に派遣する。26日にモスクワで予定している安倍首相とプーチン露大統領の首脳会談で合意する方向で調整している。日本政府は共同経済活動を通じて信頼関係を深め、平和条約の締結と北方領土の返還につなげたい考えで、事業の早期開始を目指す。