東京医科大が女子受験生の点数を一律に減点していた問題で、約100人が3日夕、東京都新宿区の同大前で抗議行動をしたと朝日新聞が報じた。参加者たちは「女性差別を許さない」「大学入試を公正にやれ」と書かれた紙を手に、「説明しろ」「許さない」と声を上げた。抗議は作家の北原みのりさん(47)らが、ツイッターなどで呼びかけた。北原さんは「受験をしたことがある人であれば、どんな思いで勉強してきたか分かるはず。こんな差別は許してはならない」と訴えた。
同種の犯罪を繰り返す傾向があるとされる性犯罪者や薬物犯、窃盗犯らの再犯防止策として、法務省が満期出所した元受刑者らに国費で薬物治療や認知行動療法を受けさせる制度を整備する方針を固めたことが4日、分かった。来年度から実施の見通しで、特別な予算措置はせずに同省の予算でまかなう。国費による治療や認知行動療法の対象は、強制わいせつや強制性交等(強姦)などの性犯罪のほか、覚せい剤取締法違反などの薬物犯罪、窃盗などで服役した元受刑者となる。
文部科学省は平成31年度から、少子化などで経営悪化が深刻な私立大を運営する学校法人に対して新たな財務指標を用いて指導し、改善しない場合は募集停止や法人解散など撤退を含めた対策を促す方針を決めた。国として厳しい姿勢で臨むことで、赤字が続く大学側の危機意識を高め、経営改革を加速させる狙い。
日本列島は3日も高気圧に覆われ、名古屋市や岐阜県美濃市で40.3度を記録した。名古屋市は1890(明治23)年の統計開始以来、最も高かった39.9度(1942年8月2日に観測)を更新した。東京(23区)、大阪市、名古屋市の三大都市で40度を超えたのは観測史上初めて。気象庁によると、日本海側からの風が山を吹き下ろす「フェーン現象」の影響で東海地方を中心に気温が上昇した。
30日午後3時45分ごろ、成田空港に着陸したカナダ・モントリオール発のエア・カナダ5便ボーイング787が、滑走路から建設中の誘導路に誤って進入して停止した。国土交通省によると、乗客乗員計約210人を機内に残して立ち往生。機体を車両で移動させ、5時間以上すぎた午後9時ごろから、ターミナルで乗客らを降ろした。けが人などはいないとしている。国交省成田空港事務所によると、機体はB滑走路のすぐ脇で停止。