横浜三井ビルディングに10日、世界的な鉄道模型の製作・収集家である原信太郎さんの鉄道模型コレクション約1000両を展示する「原鉄道模型博物館」がオープンしたと各紙が報じた。同施設は、2つの鉄道ジオラマと3つの展示室、多目的ルームで構成される鉄道模型博物館。延床面積は約1,700平方メートル、展示面積は約1,200平方メートル。事業主は三井不動産。いちばんテツモパークジオラマは、一番ゲージ(縮尺約1/32)の室内の鉄道ジオラマとしては世界最大級の面積(約310平方メートル)という。
世界三大珍味の一つキャビアが採れるチョウザメを新たな特産品にしようと、宮崎県が養殖の普及に取り組んでいる。5日には都城市の北諸県農業改良普及センターで説明会を開催したと西日本新聞が報じた。チョウザメの養殖技術は、同分場が1983年、研究に着手。2004年に全国で初めて、卵をふ化させ育てた成魚から卵を採取する完全養殖に成功した。昨年度から、年間約5万匹の稚魚を供給できるようになったという。
厚生労働省が9日、公的年金加入者の年収の調査結果を発表したと各紙が報じた。自営業者などの国民年金の加入者の平均年収は159万円、厚生年金や共済年金に加入するサラリーマンや公務員などは426万円、保険料をみずから払う必要がないサラリーマンや公務員の妻などは55万円で、全体の平均は297万円。国民年金加入者で無収入と年収50万円以下が合わせて38%と最も多く、50万円以上100万円以下も17%いて、全体の55%が年収100万円を下回っているという。
盛岡市のソフトウエア開発販売会社プラスプラスは9日、同市に開設した電子書籍の制作拠点「デジタルセンターMorioka」の稼働を開始する岩手日報が報じた。東日本大震災で必要性が高まった出版物や資料などの電子化に対応するとともに、拠点形成による雇用創出を実現。今後、県内2カ所にサテライトセンターを設け、年内に売り上げ約6千万円、約50人の新規雇用を目指すという。
内閣府が9日発表した5月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標となる「民間需要」(船舶・電力を除く、季節調整値)は前月比14.8%減の6719億円となり、2か月ぶりのマイナスだったと各紙が報じた。下げ幅は現在の基準となった2005年4月以来で最大となった。外需や官公需などを含めた受注総額は14.5%減の1兆8137億円で、2か月連続で減少したという。