京都・祇園祭のハイライトの山鉾巡行が17日、京都市内であったと各紙が報じた。京都市は晴天に恵まれ午前11時の気温は33.2度。約13万人の観光客が、「動く美術館」とも称される32基の山鉾に見入った。山鉾は「エンヤラヤー」の音頭で四条通や河原町通をゆっくりと進み、重さ10数トンの鉾の向きを交差点で90度変える豪快な「辻回し」を披露。沿道から大きな歓声が上がった。

各紙によれば総務省は17日、2012年版の情報通信白書を発表した。スマートフォンやタブレット型端末の普及が進めばインターネットによる買い物なども増えるとして、年間で約7.2兆円の経済波及効果と33.8万人の雇用創出効果をもたらすと推計。直接的な効果は計３兆6567億円と試算。内訳は、通信会社に払う利用料が１兆2180億円で、次いでネットによる通信販売が１兆31億円、スマホ端末の購入費が5536億円など。

福島県いわき市の勿来海水浴場が16日、海開きしたと各紙が報じた。福島県では昨年、東日本大震災と福島第１原発事故で全ての海水浴場が営業を見合わせたため、海開きは２年ぶり。この日は絶好の海水浴日和となったが、泳ぐ人は少なく、波打ち際で遊ぶ親子連れの姿が目立った。県が６月に行った検査では海水の放射性物質濃度は１キログラム当たり１ベクレル以下で、砂浜表面の空間線量は毎時0.07マイクロシーベルトだったという。

北陸電力志賀原子力発電所１号機（石川県）の原子炉建屋直下に活断層がある可能性が、経済産業省原子力安全・保安院の調査で分かったと各紙が報じた。北陸電力への設置許可（1988年）を再検証したもので、当時の国の審査は「活動性がない」と存在を否定しており、見落とした可能性が高いという。保安院は17日に専門家による意見聴取会を開いたうえで、詳細な掘削調査を指示する方針だという。