総務省が７日発表した住民基本台帳に基づく2012年３月末時点の人口動態調査によ

ると、日本人の総人口は１億2665万9683人だったと各紙が報じた。出生者は過去最低の104万9553人となる一方、死亡者は125万6125人と過去最高を更新。前年に比べて26万3727人減少し、調査開始以来、最大の落ち込みを記録した。

各紙によれば経済産業省原子力安全・保安院は８日、北海道電力泊原発１、２号機（北海道）と九州電力川内原発１、２号機（鹿児島県）の安全評価（ストレステスト）１次評価の審査結果案を専門家会合に示した。設計上の想定を上回る地震や津波があった場合の対策について、確実に実施するには課題が残るとの見解を示して最終的な評価はしなかった。泊原発では建屋扉の防水性が高い扉への取り換え、川内原発では大容量の電源車の配備などが未完了であり、「課題はあり、対策の実現可能性を確認することが必要」とした。判断は９月発足の原子力規制委員会に委ねるという。

野田首相は８日夜、自民党谷垣総裁、公明党山口代表と国会内で会談し、３党で修正した消費増税関連法案を早期に成立させることで合意したと各紙が報じた。自民党が参院採決の条件としていた衆院解散の確約に関しては、法案成立後、「近いうちに国民に信を問う」ことを確認した。これにより、消費増税法案は、10日に参院で採決され、成立する見通し。