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地銀レポート
地方経済天気図(2019年3月) 印刷
2019年 3月 18日(月曜日) 17:28

2019年3月 地方経済の状況

【 総評 】  ~緩やかな持ち直し~

地方経済天気図      2019年3月

 

2019年3月 地方経済の状況

【 総評 】  ~緩やかな持ち直し~


【 北海道 】 

北海道の景況は、輸出が弱含んだものの、設備投資が持ち直し、観光が回復に向けた動きとなるなど、緩やかな持ち直し。 

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、インバウンド需要の回復から大型小売店販売が増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備投資は、観光客受入態勢強化投資や市街地再開発投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、市町村が増加したものの、国、独立行政法人等、道が減少するなど、足許減少。輸出は、船舶が増加したものの、自動車部分品や有機化合物が減少するなど、弱含み。 

生産活動は、窯業・土石製品、鉄鋼が減少したものの、食料品、金属製品が増加するなど、底離れの動き。観光は、地震の影響が解消し、入込客が増加するなど、回復に向けた動き。雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復。 

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 東北 】 

東北の景況は、個人消費がやや弱含み、生産活動が概ね横這いで推移しているものの、設備投資が緩やかな持ち直しの動きとなるなど、緩やかな持ち直し。 

個人消費は、 コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加したものの、身の回り品を中心に大型小売店販売が減少し、乗用車販売も減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、足許減少。設備投資は、能力増強投資を中心に製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等、市町村が増加したものの、国、県が減少するなど、減少傾向。輸出は、繊維製品、船舶が増加したものの、紙・板紙、精密機器類が減少するなど、足許減少。 

生産活動は、一般機械、電気機械が増加したものの、電子部品・デバイス、輸 送機械が減少するなど、概ね横這い。観光は、宿泊客が増加するなど、上向き。 雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。 

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 関東 】

関東の景況は、住宅建築が減少傾向、輸出が弱含んだものの、個人消費が持ち直し、公共工事が上向くなど、回復。

個人消費は、乗用車販売が減少し、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が伸び悩んだものの、 コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、減少傾向。設備投資、製造業を中心に投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、市町村が減少したものの、国、独立行政法人等、都県が増加するなど、上向き。輸出は、荷役機械、原動機が増加したものの、半導体等製造装置、自動車が減少するなど、弱含み。

生産活動は、石油製品、輸送機械が増加したものの、食料品、一般機械が減少するなど、足踏み。観光は、外国人の宿泊客が増加するなど、緩やかな持ち直し の動き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。

【甲信越 】

甲信越の景況は、 輸出が弱含んだものの、 個人消費が緩やかな持ち直しの動き、住宅建築が上向くなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、ドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、上向き。設備投資は、製造業で工場新設投資や情報化投資、非製造業で情報化・省力化・合理化 投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等が増加したものの、国、県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、鉄鋼、金属鉱・くずが減少するなど、弱含み。

生産活動は、食料品、パルプ・紙・紙加工品が減少したものの、化学、電気機械が増加するなど、持ち直しの動き。観光は、入込客が増加するなど、上向き。 雇用は、新規求人数が増加し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善傾向。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 北陸 】

北陸の景況は、輸出が足許減少したものの、個人消費が緩やかな持ち直し、住宅建築が上向くなど、緩やかな持ち直し。 

個人消費は、大型小売店販売が減少し、乗用車販売も減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、上向き。設備投資は、能力増強投資や省力化投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも増加するなど、上向き。輸出は、地場産業の眼鏡枠・眼鏡が減少するなど、足許減少。 

生産活動は、プラスチック製品、電子部品・デバイスが減少したものの、繊維、金属製品が増加するなど、概ね横這い。観光は、温泉地の宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、建設業や製造業を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が 高水準で推移するなど、改善。 

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 東海 】 

東海の景況は、輸出がやや弱含んだものの、公共工事が上向き、生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。 

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加したものの、貸家が減 少するなど、足許減少。設備投資は、大型投資がみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、国、県が減少したものの、独立行政法人等、市町村が増加するなど、上向き。輸出は、石油製品、原動機が増加したものの、プラスチック、輸送用機器が減少するなど、やや弱含み。 

生産活動は、化学、情報通信機械が減少したものの、一般機械、電気機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、新規求人数が増加し、有効求人倍率が上昇するなど、改善。 

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

【 近畿 】

近畿の景況は、輸出が足踏みしたものの、公共工事が足許増加、生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。

個人消費は、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、上向き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、上向き。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国、市町村が減少したものの、独立行政法人等、府県が増加するなど、足許増加。輸出は、半導体等製造装置、電池が減少するなど、足踏み。

生産活動は、鉄鋼、金属製品が減少したものの、電気機械、輸送機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、宿泊施設の客室稼働率が高水準で推移するなど、持ち直し。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

【 中国 】

中国の景況は、観光がやや弱含んだものの、設備投資、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。 

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、上向き。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、足許 増加。設備投資は、製造業で能力増強投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等が減少したものの、国、県、市町村が増加するなど、上向き。輸出は、化学製品が増加したものの、鉄鋼、半導体等製造装置が減少するなど、やや弱含み。 

生産活動は、化学、窯業・土石製品が減少したものの、鉄鋼、一般機械が増加 するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、観光施設の入込客が伸び悩むなど、やや弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。 

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 四国 】

四国の景況は、住宅建築が減少傾向にあるものの、設備投資が持ち直し、観光 が上向くなど、回復。 

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少するなど、減少傾向。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、県、市町村が増加したものの、国が減少するなど、足許減少。輸出は、輸送用機器が増加したものの、紙類が減少するなど、やや弱含み。 

生産活動は、石油製品、一般機械が減少したものの、非鉄金属、電気機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、観光地の入込客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が上昇し、現金給与総額が増加するなど、回復。 

先行きは、回復の動きが続くとみられている。 

【 九州 】

九州の景況は、生産活動が足踏みしたものの、設備投資が緩やかな持ち直しの動き、観光が上向くなど、持ち直し。 

個人消費は、乗用車販売が増加したものの、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、減少傾向。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、県が増加したものの、国、独立行政法人等、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、電気機器、自動車が増加したものの、鉄鋼、化学製品が減少するなど、足踏み。 

生産活動は、非鉄金属、窯業・土石製品が増加したものの、電子部品・デバイス、輸送機械が減少するなど、足踏み。観光は、観光施設の入込客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。 

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている
【 沖縄 】

沖縄の景気は、公共工事が減速したものの、個人消費が堅調、観光が回復するなど、好調。 

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、食料品や化粧品を中心に百貨店販売が増加し、家電販売も増加するなど、堅調。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少するなど、足許減少。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど、堅調。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも減少するなど、減速。輸出は、一般機械、精密機器類が減少するなど、足許減少。 

生産活動は、プラスチック製品、窯業・土石製品、金属製品が増加したものの、食料品、鉄鋼が減少するなど、概ね横這い。観光は、国内客・外国客ともに入込数が増加し、宿泊施設の客室稼働率も上昇するなど、回復。雇用は、有効求人倍率が上昇し、完全失業率が低下するなど、改善。 

先行きは、好調が続くとみられている。 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 

 

 

地方経済天気図      2019年3月

 

2019年3月 地方経済の状況

【 総評 】  ~緩やかな持ち直し~     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 北海道 】

 

北海道の景況は、輸出が弱含んだものの、設備投資が持ち直し、観光が回復に向けた動きとなるなど、緩やかな持ち直し。

 

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、インバウンド需要の回復から大型小売店販売が増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備投資は、観光客受入態勢強化投資や市街地再開発投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、市町村が増加したものの、国、独立行政法人等、道が減少するなど、足許減少。輸出は、船舶が増加したものの、自動車部分品や有機化合物が減少するなど、弱含み。

 

生産活動は、窯業・土石製品、鉄鋼が減少したものの、食料品、金属製品が増加するなど、底離れの動き。観光は、地震の影響が解消し、入込客が増加するなど、回復に向けた動き。雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復。

 

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

 

【 東北 】

 

東北の景況は、個人消費がやや弱含み、生産活動が概ね横這いで推移しているものの、設備投資が緩やかな持ち直しの動きとなるなど、緩やかな持ち直し。

 

個人消費は、 コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加したものの、身の回り品を中心に大型小売店販売が減少し、乗用車販売も減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、足許減少。設備投資は、能力増強投資を中心に製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等、市町村が増加したものの、国、県が減少するなど、減少傾向。輸出は、繊維製品、船舶が増加したものの、紙・板紙、精密機器類が減少するなど、足許減少。

 

生産活動は、一般機械、電気機械が増加したものの、電子部品・デバイス、輸 送機械が減少するなど、概ね横這い。観光は、宿泊客が増加するなど、上向き。 雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。

 

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 関東 】

関東の景況は、住宅建築が減少傾向、輸出が弱含んだものの、個人消費が持ち直し、公共工事が上向くなど、回復。

個人消費は、乗用車販売が減少し、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が伸び悩んだものの、 コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、減少傾向。設備投資、製造業を中心に投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、市町村が減少したものの、国、独立行政法人等、都県が増加するなど、上向き。輸出は、荷役機械、原動機が増加したものの、半導体等製造装置、自動車が減少するなど、弱含み。

生産活動は、石油製品、輸送機械が増加したものの、食料品、一般機械が減少するなど、足踏み。観光は、外国人の宿泊客が増加するなど、緩やかな持ち直し の動き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。

【甲信越 】

甲信越の景況は、 輸出が弱含んだものの、 個人消費が緩やかな持ち直しの動き、住宅建築が上向くなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、ドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、上向き。設備投資は、製造業で工場新設投資や情報化投資、非製造業で情報化・省力化・合理化 投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等が増加したものの、国、県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、鉄鋼、金属鉱・くずが減少するなど、弱含み。

生産活動は、食料品、パルプ・紙・紙加工品が減少したものの、化学、電気機械が増加するなど、持ち直しの動き。観光は、入込客が増加するなど、上向き。 雇用は、新規求人数が増加し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善傾向。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

 

【 北陸 】

北陸の景況は、輸出が足許減少したものの、個人消費が緩やかな持ち直し、住宅建築が上向くなど、緩やかな持ち直し。

 

個人消費は、大型小売店販売が減少し、乗用車販売も減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、上向き。設備投資は、能力増強投資や省力化投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも増加するなど、上向き。輸出は、地場産業の眼鏡枠・眼鏡が減少するなど、足許減少。

 

生産活動は、プラスチック製品、電子部品・デバイスが減少したものの、繊維、金属製品が増加するなど、概ね横這い。観光は、温泉地の宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、建設業や製造業を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が 高水準で推移するなど、改善。

 

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

 

【 東海 】

 

東海の景況は、輸出がやや弱含んだものの、公共工事が上向き、生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。

 

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加したものの、貸家が減 少するなど、足許減少。設備投資は、大型投資がみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、国、県が減少したものの、独立行政法人等、市町村が増加するなど、上向き。輸出は、石油製品、原動機が増加したものの、プラスチック、輸送用機器が減少するなど、やや弱含み。

 

生産活動は、化学、情報通信機械が減少したものの、一般機械、電気機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、新規求人数が増加し、有効求人倍率が上昇するなど、改善。

 

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

【 近畿 】

近畿の景況は、輸出が足踏みしたものの、公共工事が足許増加、生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。

個人消費は、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、上向き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、上向き。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国、市町村が減少したものの、独立行政法人等、府県が増加するなど、足許増加。輸出は、半導体等製造装置、電池が減少するなど、足踏み。

生産活動は、鉄鋼、金属製品が減少したものの、電気機械、輸送機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、宿泊施設の客室稼働率が高水準で推移するなど、持ち直し。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

【 中国 】

中国の景況は、観光がやや弱含んだものの、設備投資、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

 

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、上向き。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、足許 増加。設備投資は、製造業で能力増強投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等が減少したものの、国、県、市町村が増加するなど、上向き。輸出は、化学製品が増加したものの、鉄鋼、半導体等製造装置が減少するなど、やや弱含み。

 

生産活動は、化学、窯業・土石製品が減少したものの、鉄鋼、一般機械が増加 するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、観光施設の入込客が伸び悩むなど、やや弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。

 

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

 

【 四国 】

四国の景況は、住宅建築が減少傾向にあるものの、設備投資が持ち直し、観光 が上向くなど、回復。

 

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少するなど、減少傾向。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、県、市町村が増加したものの、国が減少するなど、足許減少。輸出は、輸送用機器が増加したものの、紙類が減少するなど、やや弱含み。

 

生産活動は、石油製品、一般機械が減少したものの、非鉄金属、電気機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、観光地の入込客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が上昇し、現金給与総額が増加するなど、回復。

 

先行きは、回復の動きが続くとみられている。

 

 

【 九州 】

九州の景況は、生産活動が足踏みしたものの、設備投資が緩やかな持ち直しの動き、観光が上向くなど、持ち直し。

 

個人消費は、乗用車販売が増加したものの、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、減少傾向。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、県が増加したものの、国、独立行政法人等、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、電気機器、自動車が増加したものの、鉄鋼、化学製品が減少するなど、足踏み。

 

生産活動は、非鉄金属、窯業・土石製品が増加したものの、電子部品・デバイス、輸送機械が減少するなど、足踏み。観光は、観光施設の入込客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

 

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている
【 沖縄 】

沖縄の景気は、公共工事が減速したものの、個人消費が堅調、観光が回復するなど、好調。

 

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、食料品や化粧品を中心に百貨店販売が増加し、家電販売も増加するなど、堅調。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少するなど、足許減少。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど、堅調。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも減少するなど、減速。輸出は、一般機械、精密機器類が減少するなど、足許減少。

 

生産活動は、プラスチック製品、窯業・土石製品、金属製品が増加したものの、食料品、鉄鋼が減少するなど、概ね横這い。観光は、国内客・外国客ともに入込数が増加し、宿泊施設の客室稼働率も上昇するなど、回復。雇用は、有効求人倍率が上昇し、完全失業率が低下するなど、改善。

 

先行きは、好調が続くとみられている。

 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 

 

最終更新 2019年 3月 18日(月曜日) 17:30
 
地方経済天気図(2019年2月) 印刷
2019年 2月 22日(金曜日) 09:43

2019年2月 地方経済の状況

【 総評 】  〜持ち直しの動きが続いている~

【 北海道 】 

北海道の景況は、輸出が足許減少したものの、設備投資、観光が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、インバウンド需要の回復から大型小売店販売が増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家が減少するなど、減少傾向。設備投資は、観光客受入態勢強化投資や市街地再開発投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、道が増加したものの、国、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、鉄鋼くずが増加したものの、自動車部分品や自動車用ガラス原料が減少するなど、足許減少。

生産活動は、パルプ・紙・紙加工品、輸送機械が減少したものの、石油製品、一般機械が増加するなど、底離れの動き。観光は、地震の影響がほぼ解消し、国内客を中心に入込数が増加するなど、持ち直し。雇用は、人手不足から有効求人倍率が上昇するなど、回復。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている 

【 東北 】 

東北の景況は、公共工事が減少傾向にあるものの、住宅建築が足許増加、設備 投資が緩やかな持ち直しの動きとなるなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、 コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加したものの、乗用車販売が横這い、衣料品や身の回り品を中心に大型小売店販売が伸び悩むなど、やや弱含み。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備投資は、能力増強投資を中心に製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、 緩やかな持ち直しの動き。 公共工事は、 国、独立行政法人等、県、市町村いずれも減少するなど、減少傾向。輸出は、非鉄金属、精密機器類が減少したものの、医薬品、鉄鋼が増加するなど、持ち直し。

生産活動は、金属製品、輸送機械が減少したものの、窯業・土石製品、電気機械が増加するなど、概ね横這い。観光は、観光地や温泉地の入込客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている 

【 関東 】 

関東の景況は、輸出が増勢鈍化したものの、公共工事が足許増加、生産活動が緩やかに持ち直すなど、回復。

個人消費は、乗用車販売が減少し、衣料品を中心に大型小売店販売が伸び悩んだものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加するなど、持ち直し。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業を中心に投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、都県が減少したものの、国、独立行政法人等が増加するなど、足許増加。輸出は、鉄鋼が増加したものの、電気回路機器が減少するなど、増勢鈍化。

生産活動は、食料品、化学が減少したものの、石油製品、電気機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。観光は、宿泊客が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。雇用は、有効求人倍率が上昇し、完全失業率が低下するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。 

【甲信越 】

甲信越の景況は、公共工事が弱含んだものの、住宅建築が足許増加、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、食料品や雑貨を中心に大型小売店販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業で工場新設投資や情報化投資、非製造業で情報化・省力化・合理化投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等が増加したものの、国、県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、食料品、電気機器が増加したものの、鉄鋼、一般機械が減少するなど、弱含み。

生産活動は、化学が減少したものの、食料品、電子部品・デバイスが増加するなど、持ち直しの動き。観光は、国内客を中心に入込客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善傾向。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている

【 北陸 】

 

北陸の景況は、生産活動が概ね横這いとなったものの、個人消費が緩やかに持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が底堅く推移し、 コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加するなど、 緩やかな持ち 直し。住宅建築は、分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加するなど、足 許増加。 設備投資は、能力増強投資や省力化投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国、市町村が減少したものの、独立行政法人等、県が増加するなど、上向き。輸出は、地場産業の眼鏡枠・眼鏡が増加するなど、上向き。

生産活動は、プラスチック製品、一般機械が増加したものの、電気機械、輸送機械が減少するなど、概ね横這い。観光は、温泉地の宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

 

 

 

【 東海 】

 

東海の景況は、輸出が足許減少したものの、住宅建築が足許増加、設備投資が持ち直しの動きとなるなど、持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が増加し、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、足許増加。設備投資は、大型投資がみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等が減少したものの、国、県、市町村が増加するなど、足許増加。輸出は、原動機、船舶類が増加したものの、プラスチック、半導体等電子部品が減少するなど、足許減少。

生産活動は、プラスチック製品、電気機械が減少したものの、化学、電子部品・デバイスが増加するなど、回復に向けた動き。観光は、宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている

 

 

 

 

【 近畿 】

近畿の景況は、個人消費が弱含んだものの、生産活動が回復に向けた動き、観光が持ち直すなど、持ち直し。

個人消費は、 コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加したものの、衣料品を中心に大型小売店販売が減少し、乗用車販売も減少するなど、弱含み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、上向き。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、府県が増加したものの、国、独立行政法人等、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、電気回路機器、半導体等電子部品が増加したものの、科学光学機器、鉄道用車両が減少するなど、増勢鈍化。

生産活動は、繊維、窯業・土石製品が減少したものの、鉄鋼、輸送機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、宿泊施設の客室稼働率が高水準で推移するなど、持ち直し。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

 

【 中国 】

中国の景況は、輸出が足許減少したものの、個人消費が概ね横這い、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、概ね横這い。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業で能力増強投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、独立行政法人等が減少したものの、県、市町村が増加するなど、上向き。輸出は、化学製品、輸送用機器が増加したものの、鉄鋼、半導体等製造装置が減少するなど、足許減少。

生産活動は、化学、一般機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、温泉地の宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、労働需給の逼迫から有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

 

 

 

【 四国 】

四国の景況は、住宅建築が足許減少したものの、設備投資、生産活動が持ち直すなど、回復。

個人消費は、大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも増加するなど、上向き。輸出は、輸送用機器が増加したものの、粗鋼物が減少するなど、足許減少。

生産活動は、食料品、非鉄金属が減少したものの、石油製品、鉄鋼が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、観光地の入込客が増加するなど、やや上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移し、現金給与総額が増加するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。

 

 

 

 

【 九州 】

九州の景況は、個人消費がやや弱含んだものの、公共工事が足許増加、観光が上向くなど、持ち直し。

個人消費は、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加したものの、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が減少し、乗用車販売も減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国、県が減少したものの、独立行政法人等、市町村が増加するなど、足許増加。輸出は、化学製品、輸送用機器が増加したものの、映像機器、事務用機器が減少するなど、増勢鈍化。

生産活動は、鉄鋼、電子部品・デバイスが減少したものの、金属製品、輸送機械が増加するなど、持ち直し。観光は、入込客や宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。
【 沖縄 】

沖縄の景気は、生産活動が概ね横這いとなったものの、観光が回復するなど、 好調。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、百貨店販売やスーパー販売が概ね横這いで推移し、家電販売が増加するなど、堅調。住宅建築は、持家、貸家 譲住宅いずれも増加するなど、堅調。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど、堅調。公共工事は、 独立行政法人等が増加したものの、国、県、市町村が減少するなど、増勢鈍化。輸出は、化学製品、再輸出品が増加するなど、足許増加。

生産活動は、食料品、窯業・土石製品が増加したものの、化学、鉄鋼が減少するなど、概ね横這い。観光は、国内客を中心に入込数が増加し、宿泊施設の客室稼働率も上昇するなど、回復。雇用は、有効求人倍率が上昇し、完全失業率が低下するなど、改善。

先行きは、好調が続くとみられている。

 

 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会 

 
地方経済天気図(2019年1月) 印刷
2019年 1月 21日(月曜日) 18:18

2019年1月 地方経済の状況

【 総評 】  〜持ち直しの動きが続いている~

【 北海道 】 

北海道の景況は、住宅建築が足許減少したものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、インバウンド需要の回復から大型小売店販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、足許減少。設備投資は、観光客受入態勢強化投資や市街地再開発投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、災害復旧工事により国が増加するなど、足許増加。輸出は、平成30年北海道胆振東部地震による港湾施設の一部損壊の影響が残るものの、自動車ガラス原料、船舶が増加するなど、底離れ。

生産活動は、地震に伴う生産設備の復旧遅れから石油製品が減少したものの、パルプ・紙・紙加工品、電気機械が増加するなど、底離れの動き。観光は、地震の影響が解消に向かい、国内客を中心に増加するなど、持ち直し。雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復。

先行きは、地震災害の影響が解消に向かい、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 東北 】 

東北の景況は、住宅建築が弱含んだものの、設備投資が緩やかな持ち直しの動きとなるなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が増加したものの、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が減少するなど、概ね横這い。住宅建築は、貸家、分譲住宅が減少するなど、弱含み。設備投資は、能力増強投資を中心に製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等、県、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、繊維製品、船舶が増加したものの、非鉄金属、電気機器が減少するなど、増勢鈍化。

生産活動は、鉄鋼、電気機械が減少したものの、電子部品・デバイス、輸送機械が増加するなど、概ね横這い。観光は、観光地の入込客が伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 関東 】 

関東の景況は、輸出が増勢鈍化したものの、個人消費、生産活動が持ち直すなど、回復。

個人消費は、衣料品や家庭用品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備 投資は、製造業を中心に投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、都県が減少するなど、足許減少。輸出は、原動機、有機化合物が増加したものの、電気回路機器、自動車が減少するなど、増勢鈍化。

生産活動は、石油製品、鉄鋼が減少したものの、化学、輸送機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。観光は、外国客の増加から、宿泊施設の客室稼働率が高水準を維持するなど、緩やかな持ち直しの動き。雇用は、有効求人倍率が高水準 で推移するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。 

【甲信越 】

甲信越の景況は、住宅建築が足許減少したものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業で工場新設投資や情報化投資、非製造業で情報化・省力化・合理化投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、鉄鋼、金属鉱・くずが減少するなど、弱含み。

生産活動は、化学、窯業・土石製品が減少したものの、金属製品、電子部品・ デバイスが増加するなど、持ち直しの動き。観光は、入込客や宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、建設業を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が上昇するなど、改善傾向。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 北陸 】

 

北陸の景況は、住宅建築が足許減少したものの、個人消費、設備投資が緩やかに持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家、分譲住宅が減少するなど、足許減少。設備投資は、能力増強投資や省力化投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、県が減少したものの、国、独立行政法人等が増加するなど、足許増加。輸出は、地場産業の眼鏡枠・眼鏡が増加するなど、足許増加。

生産活動は、化学、一般機械が減少したものの、電気機械、輸送機械が増加するなど、概ね横這い。観光は、温泉地の宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、医療・福祉を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

 

 

 

 

【 東海 】

 

東海の景況は、公共工事が足許減少したものの、設備投資が持ち直しの動き、生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少するなど、足許減少。設備投資は、大型投資がみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、国が増加したものの、独立行政法人等、県、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、石油製品、プラスチックが減少したものの、原動機、有機化合物が増加するなど、概ね横這い。

生産活動は、繊維、情報通信機械が減少したものの、電子部品・デバイス、輸送機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、外国客を中心に宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

 

 

 

 

【 近畿 】

近畿の景況は、輸出が増勢鈍化したものの、個人消費、観光が持ち直すなど、持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、ドラッグストア販売やホームセンター販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等が減少したものの、国、府県、市町村が増加するなど、足許増加。輸出は、電気回路機器、自動車部分品が増加したものの、半導体等製造装置、科学光学機器が減少するなど、増勢鈍化。

生産活動は、石油製品、電気機械が減少したものの、化学、鉄鋼が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、宿泊施設の客室稼働率が高水準で推移するなど、持ち直し。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

 

 

【 中国 】

中国の景況は、住宅建築が概ね横這いで推移したものの、設備投資、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やホームセンター販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、概ね横這い。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、概ね横這い。設備投資は、製造業で能力増強投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、市町村が減少したものの、国、県が増加するなど、足許増加。輸出は、鉄鋼、半導体等製造装置が減少したものの、化学製品、電気 機器、輸送用機器が増加するなど、足許増加。

生産活動は、鉄鋼が減少したものの、化学、輸送機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、温泉地の宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、人手不足から有効求人倍率が上昇するなど、回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

 

 

【 四国 】

四国の景況は、個人消費、設備投資が持ち直すなど、回復。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、ドラッグストア販売やホームセンター販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、県、市町村が増加するなど、足許増加。輸出は、粗鋼物が減少したものの、輸送用機器が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。

生産活動は、パルプ・紙・紙加工品、鉄鋼が減少したものの、化学、電気機械 が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、温泉地の宿泊客が減少したものの、観光地の入込客が増加するなど、概ね横這い。雇用は、サービス業を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。

 

 

 

 

【 九州 】

九州の景況は、輸出が回復に向けた動き、生産活動が持ち直すなど、持ち直し。

個人消費は、飲食料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、乗用車販売が増加するなど、概ね横這い。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等が減少したものの、国、県、市町村が増加するなど、概ね横這い。輸出は、化学製品、映像機器が減少したものの、鉄鋼、輸送用機器が増加するなど、回復に向けた動き。

生産活動は、食料品、一般機械が減少したものの、金属製品、輸送機械が増加するなど、持ち直し。観光は、観光地の入込客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。
【 沖縄 】

沖縄の景気は、個人消費が好調、観光が回復するなど、好調。

個人消費は、食料品や衣料品を中心にスーパー販売が減少したものの、催事や歳暮関連を中心に百貨店販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、好調。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、増勢鈍化。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど、堅調。公共工事は、市町村が増加したものの、国、独立行政法人等、県が減少するなど、増勢鈍化。輸出は、金属鉱・くず、輸送用機器、再輸出品が減少するなど、弱含み。

生産活動は、化学、石油製品、鉄鋼が増加したものの、食料品、窯業・土石製品、金属製品が減少するなど、横這い。観光は、国内客・外国客ともに増加するなど、回復。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移し、完全失業率が低下するなど、改善。

先行きは、好調が続くとみられている。

協力:一般社団法人全国地方銀行協会 

 
地方経済天気図(2018年11月) 印刷
2018年 11月 19日(月曜日) 09:37

【 総評 】  〜一部に災害の影響はみられるものの、持ち直しの動きが続いている~

【 北海道 】

北海道の景況は、個人消費、設備投資が持ち直したものの、平成30年北海道 胆振東部地震の影響により、生産活動、観光が弱含むなど、弱含み。 

個人消費は、 地震の影響による購買意欲の低下から乗用車販売が減少したものの、 防災用品や食料品を中心に大型小売店販売が増加するなど、持ち直しの動き。 住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少するなど、減少傾向。設備投資は、観光客受入態勢強化や市街地再開発に向けた投資着工がみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、道、市町村が減少するなど、減少傾向。輸出は、ホタテガイが増加したものの、原動機、自動車部分品が減少するなど、足踏み。

生産活動は、地震に伴う停電により製造業全般が減少するなど、弱含み。観光は、地震の影響により、国内客・外国人客ともに減少するなど、やや弱含み。雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復。 

先行きは、地震災害の影響が懸念されるものの、緩やかに持ち直すとみられている。 

【 東北 】

東北の景況は、住宅建築が足許減少したものの、設備投資、輸出が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が伸び悩み、乗用車販売が減少するなど、弱含み。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業で能力増強投資がみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国が増加したものの、独立行政法人等、県、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、医薬品、電気機器が減少したものの、鉄鋼、一般機械、船舶が増加するなど、持ち直し。

生産活動は、鉄鋼、金属製品が減少したものの、電気機械、輸送機械が増加するなど、概ね横這い。観光は、観光地や温泉地の入込客が伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。雇用は、人手不足から有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 関東 】

関東の景況は、住宅建築が足許減少したものの、個人消費、輸出が持ち直すなど、回復。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、飲食料品や雑貨を中心に大型小売店販売が増加し、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売も増加するなど、持ち直し。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業を中心に投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、都県が減少するなど、足許減少。輸出は、建設・鉱山用機械が減少したものの、鉄鋼、石油製品が増加するなど、持ち直し。

生産活動は、化学、電子部品・デバイスが減少したものの、プラスチック製品、一般機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。観光は、外国人客を中心に宿泊施設の客室稼働率が高水準を維持するなど、緩やかな持ち直しの動き。雇用は、完全失業率が低下し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。 

【甲信越 】

甲信越の景況は、住宅建築が足許減少したものの、設備投資、輸出が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、飲食料品や雑貨を中心に大型小売店販売が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業で工場 新設投資や情報化投資、非製造業で情報化・省力化・合理化投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、県が増加したものの、独立行政法人等、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、紙類、プラスチックが増加するなど、持ち直し。

生産活動は、輸送機械が減少したものの、一般機械、電子部品・デバイス、情報通信機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、外国人宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準を維持するなど、改善傾向。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 北陸 】

北陸の景況は、輸出が足踏みしたものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。 

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、飲食料品や身の回り品を中心に大型小売店販売が増加し、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売も増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、概ね横這い。設備投資は、能力増強投資や省力化投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、国、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、中国向けが弱含むなど、足踏み。 

生産活動は、化学、非鉄金属、電気機械が減少したものの、繊維、プラスチック製品、金属製品が増加するなど、概ね横這い。観光は、観光地や温泉地への入込客が減少するなど、弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。 

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 東海 】

東海の景況は、公共工事が足許減少したものの、個人消費が緩やかな持ち直しの動き、生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売やコンビニエンスストア販売が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家が減少するなど、概ね横這い。設備投資は、省力化投資や工場新設投資がみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、国、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、科学光学機器、二輪自動車が減少したものの、石油製品、原動機、自動車部分品が増加するなど、持ち直しの動き。

生産活動は、窯業・土石製品、情報通信機械が減少したものの、化学、一般機械、電気機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、観光地や温泉地の入込客が伸び悩むなど、弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。


【 近畿 】

近畿の景況は、公共工事が弱含んだものの、個人消費が緩やかな持ち直しの動き、生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が減少し、衣料品を中心に大型小売店販売も減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、足許増加。設備投資は、大企業・中堅企業を中心に投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国、独立行政法人等、府県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、台風に伴う空港閉鎖により、電気回路機器、半導体等電子部品が減少するなど、増勢鈍化。

生産活動は、繊維、化学が減少したものの、電子部品・デバイス、輸送機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、台風の影響などから入込客や宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 中国 】

中国の景況は、住宅建築が弱含んだものの、設備投資、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、飲食料品や身の回り品を中心に大型小売店販売が増加したものの、乗用車販売が減少するなど、概ね横這い。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、弱含み。設備投資は、工場拡大投資や新規出店投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等が増加したものの、国、県、市町村が減少するなど、足踏み。輸出は、鉄鋼が増加したものの、半導体等製造装置が減少するなど、弱含み。

生産活動は、化学、鉄鋼、電子部品・デバイスが増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、台風により観光地や温泉地への入込客が減少するなど、弱含み。雇用は、建設業を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 四国 】

四国の景況は、公共工事が弱含んだものの、設備投資、生産活動が持ち直すなど、回復。 

個人消費は、飲食料品を中心に大型小売店販売が底堅く推移し、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、セメントが減少したものの、船舶が増加するなど、足許増加。 

生産活動は、窯業・土石製品、電気機械が減少したものの、非鉄金属、一般機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、台風により観光地や温泉地への入込客が伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復。 

先行きは、回復の動きが続くとみられている。 

【 九州 】

九州の景況は、個人消費がやや弱含んだものの、輸出が回復に向けた動き、生産活動が持ち直すなど、持ち直し。

個人消費は、飲食料品を中心に大型小売店販売が減少し、乗用車販売も減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少するなど、弱含み。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、県が増加したものの、 国、独立行政法人等、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、プラスチック、船舶が減少したものの、電気機器、自動車が増加するなど、回復に向けた動き。

生産活動は、化学、窯業・土石製品、電子部品・デバイスが減少したものの、 鉄鋼、電気機械、情報通信機械が増加するなど、持ち直し。観光は、温泉地や観光地の入込客が底堅く推移するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で 推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

【 沖縄 】

沖縄の景気は、観光が増勢鈍化したものの、個人消費、公共工事が好調な動きとなるなど、好調。

個人消費は、飲食料品や衣料品を中心にスーパー販売が減少したものの、化粧品や家庭用品を中心に百貨店販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、好調。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、堅調。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど、堅調。公共工事は、独立行政法人等が減少したものの、国、県、市町村が増加するなど、好調。輸出は、金属鉱・くず、一般機械、再輸出品が減少するなど、弱含み。

生産活動は、化学、石油製品、プラスチック製品が減少したものの、食料品、 窯業・土石製品が増加するなど、横這い。観光は、台風の影響などから国内客・ 外国人客ともに減少するなど、増勢鈍化。雇用は、完全失業率が悪化したものの、有効求人倍率が上昇するなど、改善。

先行きは、好調が続くとみられている。 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 
地方経済天気図(2018年10月) 印刷
2018年 10月 22日(月曜日) 19:36

2018年10月 地方経済の状況

【 総評 】  〜一部に災害の影響はみられるものの、持ち直しの動きが続いている~

【 北海道 】

北海道の景況は、設備投資が持ち直したものの、平成3 0年北海道胆振東部地震の影響により観光がやや弱含むなど、持ち直しの動きが減速。

個人消費は、地震の影響により、旅行キャンセルに伴うインバウンド消費の減少、余震・電力需給への懸念に伴う不要不急の支出手控えがみられる。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備投資は、観光客受入態勢強化に向けた投資着工がみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、道、市町村が減少するなど、減少傾向。輸出は、ホタテガイが減少したものの、鋼管、塗料が増加するなど、底離れの動き。

生産活動は、地震に伴う停電により、操業停止やサプライチェーンの寸断などから製造業全般で減少するなど、弱含み。観光は、地震の影響により、観光入込客が減少するなど、やや弱含み。雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復。

先行きは、地震災害の影響が懸念されるものの、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 東北 】

東北の景況は、個人消費が弱含んだものの、設備投資、輸出が持ち直すなど、 緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が増加したものの、衣料品を中心に大型小売店販売が伸び悩むなど、弱含み。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業で能力増強投資がみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等が減少したものの、国、県、市町村が増加するなど、足許増加。輸出は、繊維製品、輸送用機器が減少したものの、金属鉱・くず、一般機械が増加するなど、持ち直し。

生産活動は、電子部品・デバイス、電気機械が減少したものの、パルプ・紙・紙加工品、化学が増加するなど、概ね横這い。観光は、観光地や温泉地の入込客が伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。雇用は、人手不足から有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 関東 】

関東の景況は、公共工事が足許減少したものの、個人消費、輸出が持ち直すなど、回復。

個人消費は、ホームセンター販売が減少したものの、飲食料品や雑貨を中心に大型小売店販売が底堅く推移し、コンビニエンスストア販売が増加、乗用車販売も増加するなど、持ち直し。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、概ね横這い。設備投資は、物流施設着工投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、都県、市町村が増加したものの、国が減少するなど、足許減少。輸出は、鉄鋼、一般機械が増加するなど、持ち直し。

生産活動は、鉄鋼、輸送機械が減少したものの、化学、電子部品・デバイスが 増加するなど、緩やかな持ち直し。観光は、外国人客を中心に宿泊施設の客室稼働率が高水準を維持するなど、緩やかな持ち直しの動き。雇用は、完全失業率が低下し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。

【甲信越 】

甲信越の景況は、公共工事が弱含んだものの、設備投資、輸出が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が増加し、乗用車販売 も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業で工場新設投資や情報化投資、非製造業で情報化・省力化・合理化投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、県が増加したものの、国、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、紙類、プラスチック、一般機械が増加するなど、持ち直し。

生産活動は、パルプ・紙・紙加工品、輸送機械が減少したものの、プラスチック製品、一般機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、外国人宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、建設業や卸売業・小売業を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が高水準を維持するなど、改善傾向。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 北陸 】

北陸の景況は、公共工事が弱含んだものの、設備投資、輸出が持ち直しの動きとなるなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、飲食料品を中心に大型小売店販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家が増加したものの、持家、分譲住宅が減少するなど、足許減少。設備投資は、能力増強投資や省力化投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、県、市町村が増加したものの、北陸新幹線の大型工事の反動減から独立行政法人等が減少するなど、弱含み。輸出は、地場産業の眼鏡・眼鏡枠が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。

生産活動は、鉄鋼、金属製品、一般機械が減少したものの、繊維、プラスチック製品、電気機械が増加するなど、概ね横這い。観光は、観光地や温泉地への入込客が減少するなど、弱含み。雇用は、製造業や医療・福祉を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が上昇するなど、改善。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 東海 】

東海の景況は、個人消費がやや弱含んだものの、設備投資が持ち直しの動き、 生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が増加したものの、衣料品を中心に大型小売店販売が減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、足許増加。設備投資は、中堅・中小企業で投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、配水設備や学校関連の大型工事が増加するなど、足許増加。輸出は、科学光学機器、二輪自動車が減少したものの、石油製品、一般機械が増加するなど、持ち直しの動き。

生産活動は、一般機械、輸送機械が減少したものの、化学、電子部品・デバイス、電気機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、観光地や温泉地の入込客が減少するなど、弱含み。雇用は、製造業や宿泊業・飲食サービス業を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

【 近畿 】

近畿の景況は、公共工事が弱含んだものの、輸出、生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、ドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家が減少するなど、概ね横這い。設備投資は、 製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、石油製品、電気回路機器が増加するなど、回復に向けた動き。

生産活動は、繊維、鉄鋼が減少したものの、金属製品、一般機械が増加するな ど、回復に向けた動き。観光は、台風の影響などから入込客や宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移し、現金給与総額が増加するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

【 中国 】

中国の景況は、生産活動が弱含んだものの、住宅建築が足許増加、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、乗用車販売が増加するなど、概ね横這い。住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業で能力増強投資、非製造業で出店投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、市町村が減少するなど、足踏み。輸出は、鉄鋼、鉄道車両が増加したものの、化学製品、半導体等製造装置が減少するなど、弱含み。

生産活動は、窯業・土石製品が増加したものの、平成30年7月豪雨の影響により一般機械や自動車が減少するなど、弱含み。観光は、豪雨の影響により観光地や温泉地への入込客が減少するなど、弱含み。雇用は、医療・福祉を中心に新 規求人数が増加し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。

先行きは、豪雨災害の影響が懸念されるものの、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 四国 】

四国の景況は、観光が弱含んだものの、個人消費、設備投資が持ち直しの動きとなるなど、回復。

個人消費は、化粧品や飲食料品を中心に大型小売店販売が底堅く推移し、ドラッグストア販売が増加、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、弱含み。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、県が増加したものの、独立行政法人等、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、一般機械、輸送用機器が増加するなど、足許増加。

生産活動は、化学、一般機械が減少したものの、電気機械、輸送機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、豪雨や台風により観光地や温泉地への入込客が伸び悩むなど、弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移し、現 金給与総額が増加するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。

【 九州 】

四国の景況は、観光が弱含んだものの、個人消費、設備投資が持ち直しの動きとなるなど、回復。

個人消費は、化粧品や飲食料品を中心に大型小売店販売が底堅く推移し、ドラッグストア販売が増加、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、弱含み。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、県が増加したものの、独立行政法人等、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、一般機械、輸送用機器が増加するなど、足許増加。

生産活動は、化学、一般機械が減少したものの、電気機械、輸送機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、豪雨や台風により観光地や温泉地への入込客が伸び悩むなど、弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移し、現金給与総額が増加するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。

【 沖縄 】

沖縄の景気は、住宅建築が足踏みしたものの、個人消費、観光が好調な動きにあるなど、好調。

個人消費は、百貨店販売が減少したものの、飲食料品を中心にスーパー販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、好調。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少するなど、足踏み。設備投資は、建築着工床面積が減少するなど、足踏み。公共工事は、市町村が増加したものの、国、独立行政法人等、県が減少するなど、足踏み。輸出は、一般機械、輸送用機器、再輸出品が減少するなど、弱含み。

生産活動は、プラスチック製品が増加したものの、食料品、窯業・土石製品が減少するなど、横這い。観光は、国内客・外国人客ともに増加するなど、好調。 雇用は、完全失業率が悪化したものの、有効求人倍率が上昇するなど、改善。

先行きは、好調が続くとみられている。

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 
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