経済ニュース
きふきふ*ふるさと往来クラブ
地方経済天気図(2019年2月) |
2019年 2月 22日(金曜日) 09:43 | |||
2019年2月 地方経済の状況 【 総評 】 〜持ち直しの動きが続いている~ 【 北海道 】 北海道の景況は、輸出が足許減少したものの、設備投資、観光が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。 個人消費は、乗用車販売が減少したものの、インバウンド需要の回復から大型小売店販売が増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家が減少するなど、減少傾向。設備投資は、観光客受入態勢強化投資や市街地再開発投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、道が増加したものの、国、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、鉄鋼くずが増加したものの、自動車部分品や自動車用ガラス原料が減少するなど、足許減少。 生産活動は、パルプ・紙・紙加工品、輸送機械が減少したものの、石油製品、一般機械が増加するなど、底離れの動き。観光は、地震の影響がほぼ解消し、国内客を中心に入込数が増加するなど、持ち直し。雇用は、人手不足から有効求人倍率が上昇するなど、回復。 先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている 【 東北 】 東北の景況は、公共工事が減少傾向にあるものの、住宅建築が足許増加、設備 投資が緩やかな持ち直しの動きとなるなど、緩やかな持ち直し。 個人消費は、 コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加したものの、乗用車販売が横這い、衣料品や身の回り品を中心に大型小売店販売が伸び悩むなど、やや弱含み。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備投資は、能力増強投資を中心に製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、 緩やかな持ち直しの動き。 公共工事は、 国、独立行政法人等、県、市町村いずれも減少するなど、減少傾向。輸出は、非鉄金属、精密機器類が減少したものの、医薬品、鉄鋼が増加するなど、持ち直し。 生産活動は、金属製品、輸送機械が減少したものの、窯業・土石製品、電気機械が増加するなど、概ね横這い。観光は、観光地や温泉地の入込客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復に向けた動き。 先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている 【 関東 】 関東の景況は、輸出が増勢鈍化したものの、公共工事が足許増加、生産活動が緩やかに持ち直すなど、回復。 個人消費は、乗用車販売が減少し、衣料品を中心に大型小売店販売が伸び悩んだものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加するなど、持ち直し。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業を中心に投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、都県が減少したものの、国、独立行政法人等が増加するなど、足許増加。輸出は、鉄鋼が増加したものの、電気回路機器が減少するなど、増勢鈍化。 生産活動は、食料品、化学が減少したものの、石油製品、電気機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。観光は、宿泊客が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。雇用は、有効求人倍率が上昇し、完全失業率が低下するなど、回復。 先行きは、回復の動きが続くとみられている。 【甲信越 】 甲信越の景況は、公共工事が弱含んだものの、住宅建築が足許増加、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。 個人消費は、食料品や雑貨を中心に大型小売店販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業で工場新設投資や情報化投資、非製造業で情報化・省力化・合理化投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等が増加したものの、国、県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、食料品、電気機器が増加したものの、鉄鋼、一般機械が減少するなど、弱含み。 生産活動は、化学が減少したものの、食料品、電子部品・デバイスが増加するなど、持ち直しの動き。観光は、国内客を中心に入込客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善傾向。 先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている
【 北陸 】
北陸の景況は、生産活動が概ね横這いとなったものの、個人消費が緩やかに持ち直すなど、緩やかな持ち直し。 個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が底堅く推移し、 コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加するなど、 緩やかな持ち 直し。住宅建築は、分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加するなど、足 許増加。 設備投資は、能力増強投資や省力化投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国、市町村が減少したものの、独立行政法人等、県が増加するなど、上向き。輸出は、地場産業の眼鏡枠・眼鏡が増加するなど、上向き。 生産活動は、プラスチック製品、一般機械が増加したものの、電気機械、輸送機械が減少するなど、概ね横這い。観光は、温泉地の宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。 先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
【 東海 】
東海の景況は、輸出が足許減少したものの、住宅建築が足許増加、設備投資が持ち直しの動きとなるなど、持ち直し。 個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が増加し、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、足許増加。設備投資は、大型投資がみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等が減少したものの、国、県、市町村が増加するなど、足許増加。輸出は、原動機、船舶類が増加したものの、プラスチック、半導体等電子部品が減少するなど、足許減少。 生産活動は、プラスチック製品、電気機械が減少したものの、化学、電子部品・デバイスが増加するなど、回復に向けた動き。観光は、宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。 先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている
【 近畿 】 近畿の景況は、個人消費が弱含んだものの、生産活動が回復に向けた動き、観光が持ち直すなど、持ち直し。 個人消費は、 コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加したものの、衣料品を中心に大型小売店販売が減少し、乗用車販売も減少するなど、弱含み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、上向き。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、府県が増加したものの、国、独立行政法人等、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、電気回路機器、半導体等電子部品が増加したものの、科学光学機器、鉄道用車両が減少するなど、増勢鈍化。 生産活動は、繊維、窯業・土石製品が減少したものの、鉄鋼、輸送機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、宿泊施設の客室稼働率が高水準で推移するなど、持ち直し。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。 先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。
【 中国 】 中国の景況は、輸出が足許減少したものの、個人消費が概ね横這い、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。 個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、概ね横這い。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業で能力増強投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、独立行政法人等が減少したものの、県、市町村が増加するなど、上向き。輸出は、化学製品、輸送用機器が増加したものの、鉄鋼、半導体等製造装置が減少するなど、足許減少。 生産活動は、化学、一般機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、温泉地の宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、労働需給の逼迫から有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。 先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
【 四国 】 四国の景況は、住宅建築が足許減少したものの、設備投資、生産活動が持ち直すなど、回復。 個人消費は、大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも増加するなど、上向き。輸出は、輸送用機器が増加したものの、粗鋼物が減少するなど、足許減少。 生産活動は、食料品、非鉄金属が減少したものの、石油製品、鉄鋼が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、観光地の入込客が増加するなど、やや上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移し、現金給与総額が増加するなど、回復。 先行きは、回復の動きが続くとみられている。
【 九州 】 九州の景況は、個人消費がやや弱含んだものの、公共工事が足許増加、観光が上向くなど、持ち直し。 個人消費は、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加したものの、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が減少し、乗用車販売も減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国、県が減少したものの、独立行政法人等、市町村が増加するなど、足許増加。輸出は、化学製品、輸送用機器が増加したものの、映像機器、事務用機器が減少するなど、増勢鈍化。 生産活動は、鉄鋼、電子部品・デバイスが減少したものの、金属製品、輸送機械が増加するなど、持ち直し。観光は、入込客や宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。 先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。 沖縄の景気は、生産活動が概ね横這いとなったものの、観光が回復するなど、 好調。 個人消費は、乗用車販売が減少したものの、百貨店販売やスーパー販売が概ね横這いで推移し、家電販売が増加するなど、堅調。住宅建築は、持家、貸家 譲住宅いずれも増加するなど、堅調。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど、堅調。公共工事は、 独立行政法人等が増加したものの、国、県、市町村が減少するなど、増勢鈍化。輸出は、化学製品、再輸出品が増加するなど、足許増加。 生産活動は、食料品、窯業・土石製品が増加したものの、化学、鉄鋼が減少するなど、概ね横這い。観光は、国内客を中心に入込数が増加し、宿泊施設の客室稼働率も上昇するなど、回復。雇用は、有効求人倍率が上昇し、完全失業率が低下するなど、改善。 先行きは、好調が続くとみられている。
協力:一般社団法人全国地方銀行協会
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