経済ニュース
きふきふ*ふるさと往来クラブ
地方経済天気図(2018年11月) |
2018年 11月 19日(月曜日) 09:37 | |||
【 総評 】 〜一部に災害の影響はみられるものの、持ち直しの動きが続いている~ 【 北海道 】 北海道の景況は、個人消費、設備投資が持ち直したものの、平成30年北海道 胆振東部地震の影響により、生産活動、観光が弱含むなど、弱含み。 個人消費は、 地震の影響による購買意欲の低下から乗用車販売が減少したものの、 防災用品や食料品を中心に大型小売店販売が増加するなど、持ち直しの動き。 住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少するなど、減少傾向。設備投資は、観光客受入態勢強化や市街地再開発に向けた投資着工がみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、道、市町村が減少するなど、減少傾向。輸出は、ホタテガイが増加したものの、原動機、自動車部分品が減少するなど、足踏み。 生産活動は、地震に伴う停電により製造業全般が減少するなど、弱含み。観光は、地震の影響により、国内客・外国人客ともに減少するなど、やや弱含み。雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復。 先行きは、地震災害の影響が懸念されるものの、緩やかに持ち直すとみられている。 【 東北 】 東北の景況は、住宅建築が足許減少したものの、設備投資、輸出が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。 個人消費は、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が伸び悩み、乗用車販売が減少するなど、弱含み。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業で能力増強投資がみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国が増加したものの、独立行政法人等、県、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、医薬品、電気機器が減少したものの、鉄鋼、一般機械、船舶が増加するなど、持ち直し。 生産活動は、鉄鋼、金属製品が減少したものの、電気機械、輸送機械が増加するなど、概ね横這い。観光は、観光地や温泉地の入込客が伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。雇用は、人手不足から有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。 先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 【 関東 】 関東の景況は、住宅建築が足許減少したものの、個人消費、輸出が持ち直すなど、回復。 個人消費は、乗用車販売が減少したものの、飲食料品や雑貨を中心に大型小売店販売が増加し、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売も増加するなど、持ち直し。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業を中心に投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、都県が減少するなど、足許減少。輸出は、建設・鉱山用機械が減少したものの、鉄鋼、石油製品が増加するなど、持ち直し。 生産活動は、化学、電子部品・デバイスが減少したものの、プラスチック製品、一般機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。観光は、外国人客を中心に宿泊施設の客室稼働率が高水準を維持するなど、緩やかな持ち直しの動き。雇用は、完全失業率が低下し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復。 先行きは、回復の動きが続くとみられている。 【甲信越 】 甲信越の景況は、住宅建築が足許減少したものの、設備投資、輸出が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。 個人消費は、乗用車販売が減少したものの、飲食料品や雑貨を中心に大型小売店販売が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業で工場 新設投資や情報化投資、非製造業で情報化・省力化・合理化投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、県が増加したものの、独立行政法人等、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、紙類、プラスチックが増加するなど、持ち直し。 生産活動は、輸送機械が減少したものの、一般機械、電子部品・デバイス、情報通信機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、外国人宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準を維持するなど、改善傾向。 先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 【 北陸 】 北陸の景況は、輸出が足踏みしたものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。 個人消費は、乗用車販売が減少したものの、飲食料品や身の回り品を中心に大型小売店販売が増加し、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売も増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、概ね横這い。設備投資は、能力増強投資や省力化投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、国、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、中国向けが弱含むなど、足踏み。 生産活動は、化学、非鉄金属、電気機械が減少したものの、繊維、プラスチック製品、金属製品が増加するなど、概ね横這い。観光は、観光地や温泉地への入込客が減少するなど、弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。 先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 【 東海 】 東海の景況は、公共工事が足許減少したものの、個人消費が緩やかな持ち直しの動き、生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。 個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売やコンビニエンスストア販売が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家が減少するなど、概ね横這い。設備投資は、省力化投資や工場新設投資がみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、国、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、科学光学機器、二輪自動車が減少したものの、石油製品、原動機、自動車部分品が増加するなど、持ち直しの動き。 生産活動は、窯業・土石製品、情報通信機械が減少したものの、化学、一般機械、電気機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、観光地や温泉地の入込客が伸び悩むなど、弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。 先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。
近畿の景況は、公共工事が弱含んだものの、個人消費が緩やかな持ち直しの動き、生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。 個人消費は、乗用車販売が減少し、衣料品を中心に大型小売店販売も減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、足許増加。設備投資は、大企業・中堅企業を中心に投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、国、独立行政法人等、府県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、台風に伴う空港閉鎖により、電気回路機器、半導体等電子部品が減少するなど、増勢鈍化。 生産活動は、繊維、化学が減少したものの、電子部品・デバイス、輸送機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、台風の影響などから入込客や宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。 先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。 【 中国 】 中国の景況は、住宅建築が弱含んだものの、設備投資、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。 個人消費は、飲食料品や身の回り品を中心に大型小売店販売が増加したものの、乗用車販売が減少するなど、概ね横這い。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、弱含み。設備投資は、工場拡大投資や新規出店投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等が増加したものの、国、県、市町村が減少するなど、足踏み。輸出は、鉄鋼が増加したものの、半導体等製造装置が減少するなど、弱含み。 生産活動は、化学、鉄鋼、電子部品・デバイスが増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、台風により観光地や温泉地への入込客が減少するなど、弱含み。雇用は、建設業を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復に向けた動き。 先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 【 四国 】 四国の景況は、公共工事が弱含んだものの、設備投資、生産活動が持ち直すなど、回復。 個人消費は、飲食料品を中心に大型小売店販売が底堅く推移し、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、セメントが減少したものの、船舶が増加するなど、足許増加。 生産活動は、窯業・土石製品、電気機械が減少したものの、非鉄金属、一般機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、台風により観光地や温泉地への入込客が伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復。 先行きは、回復の動きが続くとみられている。 【 九州 】 九州の景況は、個人消費がやや弱含んだものの、輸出が回復に向けた動き、生産活動が持ち直すなど、持ち直し。 個人消費は、飲食料品を中心に大型小売店販売が減少し、乗用車販売も減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少するなど、弱含み。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、県が増加したものの、 国、独立行政法人等、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、プラスチック、船舶が減少したものの、電気機器、自動車が増加するなど、回復に向けた動き。 生産活動は、化学、窯業・土石製品、電子部品・デバイスが減少したものの、 鉄鋼、電気機械、情報通信機械が増加するなど、持ち直し。観光は、温泉地や観光地の入込客が底堅く推移するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で 推移するなど、改善。 先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。 【 沖縄 】 沖縄の景気は、観光が増勢鈍化したものの、個人消費、公共工事が好調な動きとなるなど、好調。 個人消費は、飲食料品や衣料品を中心にスーパー販売が減少したものの、化粧品や家庭用品を中心に百貨店販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、好調。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、堅調。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど、堅調。公共工事は、独立行政法人等が減少したものの、国、県、市町村が増加するなど、好調。輸出は、金属鉱・くず、一般機械、再輸出品が減少するなど、弱含み。 生産活動は、化学、石油製品、プラスチック製品が減少したものの、食料品、 窯業・土石製品が増加するなど、横這い。観光は、台風の影響などから国内客・ 外国人客ともに減少するなど、増勢鈍化。雇用は、完全失業率が悪化したものの、有効求人倍率が上昇するなど、改善。 先行きは、好調が続くとみられている。 協力:一般社団法人全国地方銀行協会
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