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地方経済天気図(2019年1月) 印刷
2019年 1月 21日(月曜日) 18:18

2019年1月 地方経済の状況

【 総評 】  〜持ち直しの動きが続いている~

【 北海道 】 

北海道の景況は、住宅建築が足許減少したものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、インバウンド需要の回復から大型小売店販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、足許減少。設備投資は、観光客受入態勢強化投資や市街地再開発投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、災害復旧工事により国が増加するなど、足許増加。輸出は、平成30年北海道胆振東部地震による港湾施設の一部損壊の影響が残るものの、自動車ガラス原料、船舶が増加するなど、底離れ。

生産活動は、地震に伴う生産設備の復旧遅れから石油製品が減少したものの、パルプ・紙・紙加工品、電気機械が増加するなど、底離れの動き。観光は、地震の影響が解消に向かい、国内客を中心に増加するなど、持ち直し。雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復。

先行きは、地震災害の影響が解消に向かい、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 東北 】 

東北の景況は、住宅建築が弱含んだものの、設備投資が緩やかな持ち直しの動きとなるなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が増加したものの、飲食料品や衣料品を中心に大型小売店販売が減少するなど、概ね横這い。住宅建築は、貸家、分譲住宅が減少するなど、弱含み。設備投資は、能力増強投資を中心に製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等、県、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、繊維製品、船舶が増加したものの、非鉄金属、電気機器が減少するなど、増勢鈍化。

生産活動は、鉄鋼、電気機械が減少したものの、電子部品・デバイス、輸送機械が増加するなど、概ね横這い。観光は、観光地の入込客が伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 関東 】 

関東の景況は、輸出が増勢鈍化したものの、個人消費、生産活動が持ち直すなど、回復。

個人消費は、衣料品や家庭用品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備 投資は、製造業を中心に投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、都県が減少するなど、足許減少。輸出は、原動機、有機化合物が増加したものの、電気回路機器、自動車が減少するなど、増勢鈍化。

生産活動は、石油製品、鉄鋼が減少したものの、化学、輸送機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。観光は、外国客の増加から、宿泊施設の客室稼働率が高水準を維持するなど、緩やかな持ち直しの動き。雇用は、有効求人倍率が高水準 で推移するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。 

【甲信越 】

甲信越の景況は、住宅建築が足許減少したものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、足許減少。設備投資は、製造業で工場新設投資や情報化投資、非製造業で情報化・省力化・合理化投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、鉄鋼、金属鉱・くずが減少するなど、弱含み。

生産活動は、化学、窯業・土石製品が減少したものの、金属製品、電子部品・ デバイスが増加するなど、持ち直しの動き。観光は、入込客や宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、建設業を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が上昇するなど、改善傾向。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 北陸 】

 

北陸の景況は、住宅建築が足許減少したものの、個人消費、設備投資が緩やかに持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家、分譲住宅が減少するなど、足許減少。設備投資は、能力増強投資や省力化投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、県が減少したものの、国、独立行政法人等が増加するなど、足許増加。輸出は、地場産業の眼鏡枠・眼鏡が増加するなど、足許増加。

生産活動は、化学、一般機械が減少したものの、電気機械、輸送機械が増加するなど、概ね横這い。観光は、温泉地の宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、医療・福祉を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

 

 

 

 

【 東海 】

 

東海の景況は、公共工事が足許減少したものの、設備投資が持ち直しの動き、生産活動が回復に向けた動きとなるなど、持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やドラッグストア販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少するなど、足許減少。設備投資は、大型投資がみられるなど、持ち直しの動き。公共工事は、国が増加したものの、独立行政法人等、県、市町村が減少するなど、足許減少。輸出は、石油製品、プラスチックが減少したものの、原動機、有機化合物が増加するなど、概ね横這い。

生産活動は、繊維、情報通信機械が減少したものの、電子部品・デバイス、輸送機械が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、外国客を中心に宿泊客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

 

 

 

 

【 近畿 】

近畿の景況は、輸出が増勢鈍化したものの、個人消費、観光が持ち直すなど、持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、ドラッグストア販売やホームセンター販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等が減少したものの、国、府県、市町村が増加するなど、足許増加。輸出は、電気回路機器、自動車部分品が増加したものの、半導体等製造装置、科学光学機器が減少するなど、増勢鈍化。

生産活動は、石油製品、電気機械が減少したものの、化学、鉄鋼が増加するなど、回復に向けた動き。観光は、宿泊施設の客室稼働率が高水準で推移するなど、持ち直し。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

 

 

【 中国 】

中国の景況は、住宅建築が概ね横這いで推移したものの、設備投資、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売やホームセンター販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、概ね横這い。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加するなど、概ね横這い。設備投資は、製造業で能力増強投資がみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、市町村が減少したものの、国、県が増加するなど、足許増加。輸出は、鉄鋼、半導体等製造装置が減少したものの、化学製品、電気 機器、輸送用機器が増加するなど、足許増加。

生産活動は、鉄鋼が減少したものの、化学、輸送機械が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、温泉地の宿泊客が減少するなど、弱含み。雇用は、人手不足から有効求人倍率が上昇するなど、回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

 

 

【 四国 】

四国の景況は、個人消費、設備投資が持ち直すなど、回復。

個人消費は、衣料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、ドラッグストア販売やホームセンター販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、持ち直しの動き。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、県、市町村が増加するなど、足許増加。輸出は、粗鋼物が減少したものの、輸送用機器が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。

生産活動は、パルプ・紙・紙加工品、鉄鋼が減少したものの、化学、電気機械 が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。観光は、温泉地の宿泊客が減少したものの、観光地の入込客が増加するなど、概ね横這い。雇用は、サービス業を中心に新規求人数が増加し、有効求人倍率が高水準で推移するなど、回復。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。

 

 

 

 

【 九州 】

九州の景況は、輸出が回復に向けた動き、生産活動が持ち直すなど、持ち直し。

個人消費は、飲食料品を中心に大型小売店販売が減少したものの、乗用車販売が増加するなど、概ね横這い。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業・非製造業ともに投資を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直しの動き。公共工事は、独立行政法人等が減少したものの、国、県、市町村が増加するなど、概ね横這い。輸出は、化学製品、映像機器が減少したものの、鉄鋼、輸送用機器が増加するなど、回復に向けた動き。

生産活動は、食料品、一般機械が減少したものの、金属製品、輸送機械が増加するなど、持ち直し。観光は、観光地の入込客が増加するなど、上向き。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移するなど、改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。
【 沖縄 】

沖縄の景気は、個人消費が好調、観光が回復するなど、好調。

個人消費は、食料品や衣料品を中心にスーパー販売が減少したものの、催事や歳暮関連を中心に百貨店販売が増加し、乗用車販売も増加するなど、好調。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、増勢鈍化。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど、堅調。公共工事は、市町村が増加したものの、国、独立行政法人等、県が減少するなど、増勢鈍化。輸出は、金属鉱・くず、輸送用機器、再輸出品が減少するなど、弱含み。

生産活動は、化学、石油製品、鉄鋼が増加したものの、食料品、窯業・土石製品、金属製品が減少するなど、横這い。観光は、国内客・外国客ともに増加するなど、回復。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移し、完全失業率が低下するなど、改善。

先行きは、好調が続くとみられている。

協力:一般社団法人全国地方銀行協会