政府・与党は、消費税増税にともなう住宅取得の負担を軽減する措置として、2013年末に期限が切れる住宅ローン減税について、5年程度延長する方向で調整に入ったと各紙が報じた。今回の住宅ローン減税は、2009年から5年間の措置として始まり、税額控除できる上限は、2009年の年50万円から段階的に縮小され、現在は年20万円となっている。この制度は、2013年末に期限切れとなるため、国土交通省は、措置を5年程度延長することや、控除の上限額を年50万円に引き上げることを求めており、政府・与党は、こうした案をもとに、今後、調整を進める見通しという。
安倍晋三首相は13日午前、NHK番組で、政府と日銀の政策連携について、文書自体をどう呼ぶかはいろんな議論があるが、大切なのは2%の物価目標をしっかりと書くことだと語った。さらに目標達成の時期について「長期では長い。中期で考えていかないと」と述べ、中期的に達成していく必要があるとの考えを示した。安倍首相は日銀との連携強化に向けた共同文書作成について「文書自体をどう呼ぶかはいろんな議論があるが、大切なのは2%の物価目標をきちんと入れることだ」と指摘。「これまでの1%の目途という表現は責任を伴わないし強い意思が感じられない。しっかりと2%と書く。これは根本的な変化につながる」と述べた。
西日本新聞によれば宮崎県都城市で収穫したブルーベリーを原料にしたワイン「Norontan(のろんたん)」が誕生した。今季は限定500本のみの販売だが、来年は製造を拡大し特産品化を目指す。「のろんたん」は、ブルーベリー農園がある同市野々美谷町から命名。同市では、新たな農作物として6戸の農家が「ブルーベリー研究会」を結成し、年間約10トンを生産。都城圏域地場産業振興センターが運営する道の駅「都城」(同市都北町)で限定発売中という。
食品工場や病院などで殺菌に使われる水銀ランプより小型で消費電力が少なく、寿命が5倍以上長い紫外線発光ダイオード(LED)を開発したと、東京農工大と化学大手トクヤマが10日発表したと各紙が報じた。紫外線の中でも波長が短く、細菌やウイルスを死滅させる効果が高い「深紫外線」のLEDとしては、従来の海外製品より発光効率が良く寿命が長いという。