政府は3日、JR東海が平成39年の東京(品川)-名古屋間の開業を目指して昨年着工したリニア中央新幹線について、大阪まで延伸開業した場合の経済効果などを調べる費用を来年度予算案に計上する方針を固めたと各紙が報じた。大阪延伸の関連費用を国が計上するのは初めて。政府・与党内にはリニアの前倒し開業を促すため、JR東海が自己負担する建設費を財政支援する案も浮上しており、大阪延伸関連の国費投入は波紋を呼びそうだ。
各紙によれば新し機能を付加した改札機も現れつつある。最近の話題としては、小田急電鉄が導入した「遅延証明書自動発行機能付きIC専用自動改札機」と、沖縄都市モノレール(ゆいレール)が導入した「QR乗車券」に対応するタイプがある。前者は、それまで列車の遅延時に手作業で発行、配布していた遅延証明書を、自動的に発行できる機能をICカード専用自動改札機につけたもの。後者は、切符に印刷されたQRコード(二次元バーコード)により、情報を読み取る方式である。
1965年の国産旅客機「YS11」の就航から半世紀。三菱重工業の子会社、三菱航空機が開発する初の国産ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が今春、初の試験飛行に臨む。戦後、日本の航空機産業の復活を期して開発されながら採算悪化により182機で生産終了したYS11からMRJへ。事業化から6年半、3度の計画延期を経て昨年10月に機体が完成した「日の丸ジェット」が飛び立つ。
各紙によれば日産自動車が28日発表した2014年4―6月期連結決算によると、営業利益は前年同期比13.4%増の1226億円となった。北米や欧州などの販売好調やコスト削減が寄与した。15年3月期の連結業績予想は従来のまま据え置いた。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト12人の営業利益の予測平均値は1091億円で、実績はこれを上回った。売上高は同10.4%増の2兆4656億円、純利益は同36.7%増の1121億円だったという。