燃費不正問題で経営不振に陥っている三菱自動車の会長にカルロス・ゴーン日産自動車社長(62)が就任することが19日、分かった。日産は今月中にも三菱自株式を34%取得して事実上の傘下に収める。三菱自はゴーン氏の下で経営の抜本改革を進めることになる。 12月に開く三菱自の臨時株主総会後に正式決定する。三菱自の益子修会長兼社長(67)には、社長としての留任を要請している。
三菱重工業は18日、造船事業の見直しについて発表した。巨額の損失を招いた欧米向け大型客船から撤退し、今後は現在の人員で対応可能な、車両や旅客輸送を目的としたクルーズフェリー(貨客船)や中小型客船の受注に注力する。コストや納期の面で不利な欧米向けではなく、日本中心のサプライチェーンで対応できる客船を中心に取り組む。液化天然ガス(LNG)運搬船などを手掛ける商船事業では、協議中の専業メーカー3社と資本も含めた提携を検討する。
東宝は17日、2017年2月期連結決算の純利益が前期比27.7%増の330億円(従来予想223億円)と、過去最高になる見通しだと発表した。主力の映画事業が好調で、夏公開した「シン・ゴジラ」と「君の名は。」の大ヒットが利益を押し上げる。本業のもうけを示す営業利益も減益予想の330億円から一転し、15.4%増の470億円と最高益を見込む。
低調な水揚げでスタートしたサンマ漁が、9月中旬から回復。スーパーなどの店頭で手ごろな価格になってきた。これから11月にかけて漁は最盛期を迎えるため、一層安く食べられそうだ。北海道のサンマ主産地である根室、釧路、厚岸3港の8月の水揚げ量は、台風の影響で合計約4300トンと前年同期に比べて半分以下にとどまった。その後は漁獲が上向き、9月の水揚げ量は前月の5倍を超える2万3千トン以上に増えた。