「うどん県」で有名な香川県が、今度は「オリーブ県」として消費拡大と認知度アップを図る。全国の9割以上の生産量を占める同県では15日、日本で初めてオリーブの木が植えられて111年を迎える。昨年、日本で初めて新品種も開発した。ほかにも、オリーブそうめん、エサとしてオリーブを使う養殖のクルマエビや牛肉など、使い道はさまざまだ。すでに効能は評価されており、特産品としての注目度は大きい。このほか、他府県の認知度拡大イベント例も紹介する。
9、10の両日に一般公開される国登録有形文化財「原田家住宅」(徳島市かちどき橋3)で8日夕、敷地内に植わる蜂須賀桜のライトアップの試験点灯があった。樹齢約250年の蜂須賀桜は2月下旬からほころび始め、既に満開。午後6時半ごろ、住宅を管理するNPO法人「蜂須賀桜と武家屋敷の会」会員が点灯すると、光に照らされたピンクの花が夕闇に浮き上がり、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
高知県観光コンベンション協会は1月30日、首都圏の旅行会社を対象として「平成30年度高知県観光説明会」を東京都新宿区の京王プラザホテルで開催した。2月1日からスタートする「リョーマの休日 自然&体験キャンペーン」などの観光情報や旅行会社への支援事業の情報を発信した。JTBや近畿日本ツーリスト、日本旅行などの仕入・商品造成・販売担当者ら約100人が参加した。
西日本豪雨の被災地に力強いエール。南予の段々畑で行われている柑橘栽培「愛媛・南予の柑橘農業システム」が農林水産省の日本農業遺産に認定された。日本農業遺産は伝統的な農林水産業の仕組みを評価し、後世に受け継ごうと農林水産省が創設した制度。県や八幡浜市など宇和海に面する5つの市と町とJAなどで組織する協議会は、南予の段々畑で行われている柑橘栽培「愛媛・南予の柑橘農業システム」について日本農業遺産の認定を目指していた。
ミロのビーナスが発掘された島、ギリシャのミロス島から国際交流の高校生らが香川県小豆島を訪れた。小豆島とミロス島の「姉妹島」提携30周年を記念したもの。ミロス島の高校生ら36人が到着すると約100人の島民が小旗を振って出迎えた。2つの島は1989年の提携以来、それぞれの島に生徒を派遣する教育交流を行っている。