8月に発効した「水銀に関する水俣条約」の第1回締約国会議が24日、スイス・ジュネーブで開幕する。会議筋によると、米国、中国など70カ国以上が参加する予定。閣僚級が大半で、スイスと南米のガイアナは大統領が出席する見通し。会議には熊本県水俣市の胎児性水俣病患者の坂本しのぶさんがオブザーバー参加。坂本さんは開幕前日の23日に非政府組織主催のイベントに出席するのを手始めに、29日までの会期中、水銀の人体への害を広く訴える予定だ。
熊本地震からの復旧業務などに当たる自治体の職員が今も不足している。県では全国各地の市町村職員などに被災地の現状を見てもらい息の長い支援を訴えている。視察に訪れたのは、全国5つの県や、28市町村の職員およそ70人。熊本県によれば、県内13の被災市町村が、あわせて217人の災害支援派遣を要望しているのに対し、現在、全国の自治体から派遣されている職員の数は126人(7月1日現在)と、6割程にとどまっている。
熊本県は2日、県の人気PRキャラクター「くまモン」の魅力が詰まった展覧会「大くまモン展」を、9月から2019年にかけて大都市圏を中心に10カ所程度で開くと発表した。記者会見した蒲島郁夫知事は「熊本地震で全国から寄せられた支援へのお礼。元気な熊本を伝えたい」と話した。展覧会では、くまモンが実際に使った衣装や名刺のほか、絵本の原画、ポスターなどを紹介。オリジナルグッズも限定販売する。