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中国国内の大学にて、日本語科の学生に対して配布されるフリーペーパー
CRI
音楽で築く友情 「中日大学生金秋音楽会」開催 印刷
2017年 10月 29日(日曜日) 20:41

中日間の文化交流の促進、若者同士の友情と理解の増進を目的とする「中日大学生金秋音楽会」が27日夜、北京・頤和園付近の国際関係学院で開かれました。河合楽器製作所提供のフルコンサートグランドピアノ(SK-EX)を中心に、中日両国の演奏家、学生芸術団の団員らが約1時間にわたり、ハーモニーで心の交流を図るステージを共に作りました。主催は中国人民対外友好協会、中国日本協会、国際関係学院、河合楽器製作所。中国人民大学、北京外国語大学などの中国人学生や日本人留学生らも会場に駆けつけ、800人を収容するホールは来場者の熱気に包まれました。

演奏に先立ち、国際関係学院の李家興副学長は「習近平総書記は中国共産党第19回代表大会の報告で、文明の多様性の尊重、諸外国との人的・文化交流の強化に言及していた。国交正常化45周年を迎えた両国は、民間友好の伝統を発揚し、各種文化イベントの開催を通じて、両国国民とりわけ学生同士の交流の輪をこれまで以上に拡げて、理解と友情を深めていく必要がある」とコンサートに込めた思いを述べました。


李家興副総長             金子和裕副社長

続いて登壇した河合楽器製作所の金子和裕副社長は、「小さな黒いピアノは中日の友好関係を築く小さな役割が果たせる。若い世代の皆さんの友情がより深まることによって、これからの中日友好が深まるものと信じている」と挨拶しました。そして、「当社のピアノの音色を聞きながら、ぜひ日本に来ていただきたい」と笑顔で呼びかけました。


国際関係学院陽光芸術団のパフォーマンス。
左は「Vocal Strike」によるアカペラの熱唱、右はチェロとピアノの二重奏「鴻雁」

コンサートでは、河合音楽教室ピアノ講師の金近智美、同社スタッフの肖静怡、栾溯らが平井康三郎編曲の「幻想曲さくらさくら」、ベートーヴェンのピアノソナタ「月光」、広東音楽に基づいて編曲された「彩雲追月」などをそれぞれソロで演奏。フィナーレを飾った連弾では、ブラームスの「ハンガリー舞曲第五番」、ピアソラの「リベル・タンゴ」が演奏されました。また、同大学からは在学生や学生芸術団のメンバーらも登壇し、チェロとピアノによるモンゴル族の調べ「鴻雁」、学生が自ら編曲したアカペラ曲を披露しました。どの演目も熟練した演奏が披露され、毎回、熱く大きな拍手が沸き起こりました。


フィナーレを飾った連弾のシーン。左は金近智美&栾溯、右は金近智美&肖静怡

今回のコンサートで使われたグランドピアノは、中日友好協会が今年9月8日に人民大会堂金色ホールで「中日国交正常化45周年記念レセプション」を行った際、冒頭の演奏に使われ、中日友好の重要な一幕で活躍したピアノです。

「鴻雁」でチェロを担当した陸錦昊さん(公共管理学部1年)は「このコンサートは普通のコンサートではなく、何よりも中日文化交流の一環として開催されたものでもある。入学早々、この有意義なイベントに参加できてとても嬉しい」と感想を述べました。

全ての演奏の終了後、中日友好協会の程海波副秘書長がステージに上がり、学生たちにクラシック音楽をはじめ、文化的素養を深めると同時に、中日友好に対する理解を深めながら充実した学生生活を送るよう激励しました。

なお、河合楽器製作所は2014年8月に中国日本友好協会との提携で「河合音楽教育・中日友好基金」を設立し、年2回ピアノコンサートを中国で開催してきたのに続き、2016年12月には、宋慶齢基金会と提携して河合音楽特別公益基金を設置し、中国における音楽教育や、音楽を通じた文化交流、友好増進の社会貢献活動にも尽力しています。

 
水素燃料電池の路面電車が唐山で運行開始 印刷
2017年 10月 26日(木曜日) 21:14

2016年に河北省唐山市でラインオフした世界初の商用型水素燃料ハイブリッド路面電車が26日、136年の歴史を持つ唐胥鉄道(唐山市開平区~同市豊南区胥各荘間の鉄道。線路延長9.7km、軌間1435mm 。1881年に中国が独自に建設した最初の標準軌鉄道)にて運行を開始しました。これにより、中国は新エネルギー軌道交通の分野で大きなブレイクスルーを果たしたことになります。

唐山市政府は今、近代化工業を特色とした観光産業の発展を進め、中国最古の鉄道や歴史ある工業基地などの魅力を生かし、唐山南駅、開灤鉱山公園、啓新1889工業パークと南湖風景区からなる「中国鉄道の源流」と呼ばれる3本の鉄道路線を「唐山工業の旅」として宣伝しています。そのルートは全長13.84キロで、路面電車は1回の水素補給をわずか15分で完了させ、航続距離40キロを最高時速70キロで走行します。

 
中国、気象衛星などのデータを一般公開 印刷
2017年 10月 25日(水曜日) 23:35

中国国家衛星気象センターの楊軍主任は、アメリカのワシントンで現地時間24日、「気象衛星の『風雲4号』と、初のCO2観測用実験衛星のデータを全世界に公開する」と述べました。

楊主任は、この日に行われた、地球観測に関する政府間会合(GEO)の第14回総会での「チャイナデー」で、「『風雲4号』とCO2観測衛星は、中国の技術開発における最新の成果だ。データの公開を通じて、全世界で気象災害の削減や気候変動への対応、社会の発展に貢献していく」と語りました。

観測データは、「風雲」に関するホームページや、中国国家総合地球観測データのページにアクセスすれば閲覧できます。

最終更新 2017年 10月 26日(木曜日) 21:14
 
中露の共同提議が朝鮮半島問題に役割果たす:外務省 印刷
2017年 10月 23日(月曜日) 22:42

報道によりますと、ロシアのラブロフ外相はモスクワで開かれていた核不拡散会議の場で、「朝鮮半島の核問題を解決するには、対話以外に道はない」と主張した上で、ロシア・中国両国の提議を支持するよう国際社会に呼びかけしました。

これを受けて、中国外務省の耿爽報道官は23日、北京での定例記者会見で、「軍事手段では、朝鮮半島の核問題を解決することはできず、トラブルをもたらすだけだ。各国に対し、中露両国が提出した提議を真剣に考え、半島核問題を対話と協商による解決の正しい軌道に戻すため、共に努力していくよう呼びかける」と述べました。

 
中国、市場参入条件緩和で良好な投資環境を提供 印刷
2017年 10月 22日(日曜日) 15:27
中国国家発展改革委員会の責任者は21日、北京で「2017年、中国の経済成長率を6.5%とする目標は順調に実現できる。今後、我々はより良好な環境を作り上げ、民間投資と外資を引き付ける方針だ」と明らかにしました。

2017年第1四半期から第3四半期にかけて、中国の国内総生産(GDP)は前年同期より6.9%増で、成長率は前年同期より0.2ポイント高くなっています。年間成長率は6.5%の目標より高くなるほか、年末までに経済総量は80兆元を超える可能性もあります。

ビジネス環境は中国対外開放の度合いを判断するための重要な内容です。中国の外資導入額は25年連続して発展途上国で1位となっています。中国共産党第19回全国代表大会の報告では、中国が対外開放の扉は閉めることなく、ますます広げていくことが強調されています。

国家発展改革委員会の丁吉喆副主任は「2017年9月までで、中国の外資利用額は921億ドルに達した。次の段階において、市場参入許可される前の内国民待遇とネガティブリストの管理制度を実施し、外資系企業の参入が許可された後、内国民待遇を与える。中国国内で登録した企業であれば、平等に扱う。現在、96%以上の外資は所属地登録管理の制度を実施している。今後も事後登録の外資管理の新たな方法を堅持する」と示しました。

過去5年間、中国の民間投資が社会の固定資産投資に占める割合は60%以上のレベルを保っています。民間投資は社会全体において80%の就業機会、60%以上のGDP成長率、50%の税収に影響を与えています。

第19回党大会の報告では「中国は引き続き民営企業の発展をサポートし、市場の活力を刺激していく」と明らかにしています。

 
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