中国商務省の責任者は20日、「中国は来年のレアアース輸出量を引き続き減少していくという、あるメディアの報道は全く根拠のないもので、誤った報道だ」と指摘しました。
この責任者は、「中国政府はレアアースの生産量、国内外の需給、及び持続可能な発展の必要に応じて、綜合的な研究を行った後に、合理的に 2011年の輸出量を確定する。中国は引き続き世界にレアアースを提供する。限りのある資源と持続可能な発展を保障するため、レアアースの採掘、生産、輸 出などに対する制限措置を取る。その管理措置はWTO・世界貿易機関の規定と矛盾しない」と述べました。(翻訳:董燕華)
WTO・世界貿易機関のラミー事務局長は19日、このほど、為替政策をめぐる一部の国の意見の食い違いが世界貿易に危害を与える可能性があると警告した上で、さらに、「多国間協議メカニズムは脅威を取り除き、意見の食い違いを解決する最もよい方法だ」と述べました。
ラミー事務局長はWTOの会議で、「最近数ヶ月、為替レートの変動が激しくなっている。為替問題は現段階では潜在的な脅威だが、この脅威 は世界の貿易にとって、非常に危険だ。もし、各国が自国に有利な為替政策を取り、対外貿易における競争の優位性を維持しようとすれば、当面の危機に対する 世界の共同努力を妨げるだろう」と述べました。(翻訳:董燕華)
パワーブレーキシステムに液漏れが生じる恐れがあり、ブレーキ強度に影響する可能性があるとして、BMW社は10月1日、全世界でおよそ35万台 のリコールに踏み切ることを明らかにしました。リコール対象となるのはV8またはV12エンジンを搭載し、2002年から2010年にかけて製造された車 種です。
今回のリコールは中国にも関係しています。BMW(中国)自動車貿易有限公司はこのほど、ブレーキシステムに不具合が存在するとして、国 家品質監督検査検疫総局にリコール報告を提出し、2010年10月20日以降、2001年12月14日から2009年11月23日にかけて製造された輸入 車BMW5シリーズ、6シリーズ、7シリーズをリコールするほか、2003年1月1日から2009年11月30日にかけて製造されたロールスロイス「ファ ントム」388台をリコールします。同社の統計によると、中国大陸では計21383台のBMW車と388台のロールスロイス車がリコールされることとなり ます。(翻訳:ZHL)
新車に取り付けるナンバープレートの選択時に、候補となる10のナン バーの中から、数字の「4」を含むナンバーが全て排除されました。交通部門によると、「4」を含むナンバーが大量に存庫なっており、車の所有者を困らせて います。このため、数字の「4」を含むナンバーがすべて番号バンクから取り消されました。しかし、この対策が「4番と9番」の交通制限日に影響する可能性 が強まっています。
2007年7月12日以後、北京の車両管理所では「十選一(新車を買う際に、番号バンクの中からランダムで10の番号を選出し、その中か ら自分のナンバープレートを選ぶこと)」が実行されているほか、廃棄処分となった車両のナンバープレートを引き続き使用することが可能です。車両管理所の 警察官は、「ナンバープレートの永久使用制度実施以後、ドライバーはナンバーの選択により慎重になっている。誰もが出来るだけ縁起のよいナンバーを選ん で、半永久的に使用することを望んでいる」と話しました。(翻訳:オウギ チェック:中原)
孫部長は18日、記者の取材を受けた際に、ベストシティー実践区の展示について、中国各地域政府や建築家らが興味を示しており、これまで、上海、天津、唐山など多くの都市が実践区のモデル都市と協力意向書に調印したことを明らかにしました。
上海万博のベストシティー実践区には世界の代表的な都市の実践ケースが50以上展示されています。このうち、カナダのモントリオールと上 海は最新の協力覚書に調印し、今後3年間環境と公共衛生に関する話題に注目していくこととなります。また、上海市住宅保障局家屋管理局はマドリード市計画 住宅部と「マドリード・上海保障協力枠組み協議」に調印し、社会保障住宅の建設やエコ住宅事業などの面で協力するということです。上海フォルクスワーゲン 自動車レンタル会社はドイツのブレーメン市と提携して、上海を自動車共用モデル都市にしていくとのことです。
このほか、唐山市はスウェーデンのマルメケースと持続可能な都市づくりに関する意向書に調印しました。また、北京や山東省などの地域もマルメ市の実践ケースに興味を示しており、テーマ別に実用を模索するとの意向を示しました。(翻訳:ヒガシ)