政府が英語力向上のため、昨年度までとして立てた目標を中学校、高校の生徒と教師ともに達成できなかった。政府は2013年度から昨年度までの英語力向上の目標として、中学校で英検3級程度以上、高校で英検準2級程度以上の生徒をそれぞれ5割以上にするとしていた。しかし、中学校は40.7%、高校は39.3%で、2013年度と比べると8ポイント以上、増えているものの、いずれも目標に達しなかった。また、教師の英語力についても英検準1級程度以上を中学校で5割、高校は75%としたが、中学校で33.6%、高校で65.4%といずれも目標を達成できなかった。
第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は第12日の4日、阪神甲子園球場で決勝が行われた。4年連続10回目出場の大阪桐蔭(大阪)が、智弁和歌山(和歌山)を5-2で破って、2年連続3回目の優勝を果たした。選抜高校野球の大会連覇は1981、82年のPL学園以来史上3校目。また大阪勢の優勝は11回目で、都道府県別で単独最多となった。
政府の処遇改善策の対象となっている介護事業所の常勤職員の平均給与が、2017年9月時点で前年より月額1万2200円増えたことが4日、厚生労働省の調査で分かった。賞与などを含め平均月29万3450円だった。介護人材をつなぎ留めようと、処遇改善策を活用し賃金を引き上げる施設が増えた。調査は特別養護老人ホームなど全国1万568施設・事業所を対象に実施。有効回答率は72.5%だった。
自民、公明両党は3日、カジノを含む統合型リゾート(IR)の実施法案について、日本人のカジノの入場料を6千円とすることで合意した。最後の論点となっていた入場料がまとまり、法案をめぐる与党協議は最終決着した。政府は4月中にも国会に提出し、今国会での成立をめざす。入場料の対象となるのは日本人と日本在住の外国人。海外からの観光客は無料となる。
2020年東京五輪・パラリンピックの会場警備をめぐり、セコムと綜合警備保障(SLSOK)を中心に結成準備が進められてきた共同企業体(JV)が首都圏の同業者14社で正式に設立され、最終的に全国の100社超が参加する見通しであることが2日、関係者への取材で分かったと各紙が報じた。警備業界でしのぎを削るライバル関係のセコムとALSOKが協働し、同業者に協力要請するのは極めて異例。