2019年 9月 02日(月曜日) 18:26 |
九州北部の記録的大雨で周囲が冠水し、孤立していた佐賀県大町町の順天堂病院について、県は30日、大型車両の通行が可能になったとして孤立状態は解消したことを明らかにした。国土交通省九州地方整備局などがポンプ車を使い、29日から夜通しで病院周辺の排水作業を進めた結果、水位が大型車両や徒歩で通行できるまで下がった。30日朝には陸上自衛隊の大型トラックが、近くの鉄工所から流出した油混じりの泥水の中を進み、交代要員の医療関係者や食料を乗せて病院に到着し、物資などを運びこんだ。 |
2019年 8月 30日(金曜日) 18:26 |
厚生労働省は28日、体内に遺伝子を入れて病気を治す「遺伝子治療薬」の初の保険適用を決めた。足の血管を再生する薬「コラテジェン」で、投与1回の公定価格(薬価)は60万円とした。遺伝子治療薬は製薬大手やベンチャーが開発に注力しており、今後も保険適用が進む見通し。一方、研究開発や生産に費用がかかり、薬価は高額になりやすい。財政を圧迫する懸念がある。28日午前に中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)の総会を開き、9月4日にコラテジェンを保険適用することが了承された。 |
2019年 8月 30日(金曜日) 18:26 |
対馬海峡付近に停滞する秋雨前線の影響で、九州北部地方は28日も記録的な大雨となり、気象庁は、福岡県筑後地方の14市町村、佐賀県の全20市町、長崎県の7市町に大雨特別警報を発表したと。西日本新聞によれば佐賀県武雄市では、乗用車が流され、50代の男性が死亡した。佐賀市では水路に軽乗用車が転落し、車内の女性が心肺停止に。福岡県八女市でも車が流され、男性1人が心肺停止の状態で見つかった。 |
2019年 8月 29日(木曜日) 17:29 |
厚生労働省は27日、公的年金の長期見通しを試算する財政検証結果を公表した。経済成長と就業が進む標準的なケースで約30年後にモデル世帯の年金の実質的な価値は2割近く目減りする。基礎年金(国民年金)部分に限ると約3割低下。現役世代の平均手取り収入に対する年金受給額の割合「所得代替率」は現在の61.7%から50.8%で下げ止まる。政府は「代替率50%維持」を掲げており、経済成長が見込めれば制度は持続可能と示した形だ。 |