＜四角スイカ出荷＞

サイコロのような珍しい形が人気の「四角スイカ」の出荷が27日、香川県善通寺市のJA香川県筆岡集荷場で始まったと各紙が報じた。まだ実が小さいうちに、プラスチック製の透明の容器に入れて育てる四角スイカ。未熟な段階で収穫するため食用には向かないが、デパートや果物店の店先に並べる観賞用として人気があり、１玉約１万円で取引される。　景気の影響もあり、３～４年前に比べ出荷量は約３割減ったが、７月までに計400個を全国の市場に卸す予定だという。

＜原発輸出から撤退＞

東京電力が原発の輸出事業から事実上撤退する方針を固めたことが、27日分かったと各紙が報じた。東電は、海外での原発の運転や保守点検などの事業を検討していたが、福島第１原発事故の処理や被害者への賠償に力を注ぐため、同社が先頭に立ってきたベトナムへの原発輸出計画についても、参加が不可能になったと判断したという。東電の方針転換で、日本の原発輸出ビジネスは見直しを迫られる。

＜整備新幹線＞

国土交通省は27日、整備新幹線未着工３区間の新規着工を28日に認可する方針を固めたと各紙が報じた。北海道の新函館－札幌、北陸の金沢－敦賀、九州・長崎ルートの諫早－長崎、事業費は総額約３兆円。新規着工は平成20年３月に認可された長崎ルートの武雄温泉－諫早以来。認可後、３区間はすぐに着工するという。

＜関電総会＞

関西電力の27日の株主総会で、筆頭株主の大阪市が提案した議案など28件の株主提案がすべて否決されたと各紙が報じた。大阪市が提案した「速やかな全原発の廃止」の賛成率は17％、神戸、京都両市の「脱原発依存」が22％となるなど「脱原発」に関する議案は、20％前後の賛成率となったという。総会には、橋下徹市長が出席するなど注目が集まったこともあり、過去最多の3842人の株主が出席し、過去最長の５時間32分で終了した。