民主党の小沢一郎元代表は２日、消費税増税方針に反対して支持グループ議員と共に離党届を提出したと各紙が報じた。衆議院38人、参議院12人の計50人。小沢氏は記者団に「新党の立ち上げを視野に離党した」と表明。新党結成は来週となる見通しで、2009年に「政権交代」を果たした民主党はついに分裂した。民主等執行部は新党参加者を除籍（除名）とする見通しだという。

太陽光、風力など再生可能エネルギーの普及を促す「固定価格買い取り制度」が１日始まったと各紙が報じた。ソフトバンクの子会社は、京都市と群馬県榛東村で大規模太陽光発電所（メガソーラー）の運転を１日に開始。新潟県、福岡県などでも自治体などによる施設が稼働を始め、再生エネルギーを積極的に活用する動きが各地で本格化している。ソフトバンクの孫正義社長は１日、京都市で記者会見し、熊本県と長崎市にメガソーラーを建設する計画を公表した。島根県では風力発電所を建設する予定で、同社が現時点で公表した発電所は全国で計11カ所になるという。

岩手、宮城、福島３県を訪れる中国人の個人観光客を対象にした数次査証（ビザ）の運用が１日始まったと各紙が報じた。有効期間内に何度も日本に入国できる数次ビザの導入は昨年７月の沖縄県に続く第２弾。大震災と原発事故で観光客が激減した３県の関係者は「中国人客誘致を強化していきたい」と意気込んでいる。「十分な経済力を有する者とその家族」を対象に、最初の旅行の際に３県のいずれかに最低１泊することが要件。有効期間は３年で２回目以降は訪問地の指定はないという。

富士山が１日、山開きしたと各紙が報じた。登山道の富士宮口がある富士宮市では朝から、富士山本宮浅間大社で開山祭があり、引き続いて村山浅間神社で入山式があった。開山祭では、世界文化遺産登録を目指す横断幕を持ってパレード。また、外国人で初めて富士山を登頂した英国のオールコック公使を記念し、同国大使館員も招待。地元の市立大宮小学校の児童80人と記念品を交換したという。