東京医科大が女性や浪人生に不利な得点操作していた不正入試問題を巡り、過去に受験して不合格となった女性33人が22日、性別を理由に不利な扱いを受け、入試への信頼を裏切られたとして、大学に慰謝料など計約1億3千万円の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こした。弁護団によると、問題発覚後の受験生による集団提訴は初めて。原告の20代女性は提訴後に会見し「あからさまな得点操作が行われていたことにがくぜんとした。何もせず黙っていたら問題が沈静化してしまう」と話した。