防衛省が宇宙分野で米軍との連携を深めるため、米空軍基地に常駐する連絡官の派遣を検討していることが明らかになった。米国は2020年までに宇宙軍を創設する予定で、日本も22年度までに「宇宙領域専門部隊」を発足させる。現代戦では位置情報の把握などで宇宙利用は欠かせないことから、連絡官の派遣で日米協力を強化する。防衛省関係者によると、同省は米西部カリフォルニア州の空軍基地にある宇宙作戦センターへの常駐連絡官の派遣を検討している。情報共有や日米の調整に当たることを想定しているという。
トランプ米大統領は26日夕、東京都墨田区の両国国技館を訪れ、メラニア夫人、安倍晋三首相夫妻とともに大相撲夏場所の千秋楽を観戦した。トランプ氏は取組後の表彰式で土俵に上がり、幕内優勝力士に特製の「米国大統領杯」を自ら授与。首相はトランプ氏と一緒の観戦によって親密さを内外にアピールした。
警視庁が詐欺容疑で15人を逮捕した事件は、タイ警察当局が集団で生活する不審な日本人の一軒家を急襲した結果、日本国内を狙った特殊詐欺のアジトと判明するという異例の経過をたどった。振り込め詐欺の海外拠点の摘発は極めてまれで、警視庁は全容解明に向け、国内からの指示態勢など背後関係についても捜査を進める。15人の多くは多重債務者だったとみられ、半ば強制的に違法労働に従事していた可能性が浮上している。
JR東海は25日、東海道新幹線で来年7月にデビュー予定の新型車両「N700S」を使い、同車両としては初の時速360キロでの走行試験に成功したと明らかにした。24日深夜、米原―京都間の下り線で達したという。JR東海は、N700Sを2022年度末までに計40編成投入する計画だが、現在の営業運転の最高速度285キロは維持する方針。
政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫前早稲田大総長)は17日、人工知能(AI)など先端技術分野の人材育成の強化策を盛り込んだ第11次提言をまとめ、安倍晋三首相に提出した。AIを使いこなす人材の不足が指摘されるなか、先端技術の進展に対応した人材を育成できるよう教育の革新を求めている。提言は「世界レベルで、AIやロボットなどの技術革新が進み、産業や社会の在り方に革命的な変化をもたらそうとしている」と指摘し、「この機会をいかすことのできる人材の育成は極めて重要だ」と強調した。