各紙によれば京都大大学院医学研究科の萩原正敏教授らのグループは、幅広い種類のウイルスの増殖を抑える薬剤を開発したと発表した。副作用の恐れが小さく、薬剤耐性を持つウイルスにも効果があるといい、新しい抗ウイルス薬として期待される。米医学誌の電子版に9日掲載された。萩原教授らは、多くのウイルスは感染したヒトや動物の細胞が持つタンパク質の一種「CDK9」を利用して増殖することに着目。
通信教育大手のベネッセホールディングスは9日、通信教育の顧客情報が外部に漏洩していることを確認したと発表したと各紙が報じた。最大2070万件を収容するデータベースの個人情報すべてが漏洩している可能性もあり、すでに760万件の流出が確認されるなど、大規模な事態となっている。東京都内で会見した原田泳幸会長兼社長は「再発防止と、情報の拡散防止に真摯に取り組む」と謝罪した。
原信太郎さん(原鉄道模型博物館館長)5日、老衰のため死去、95歳。幼い頃から鉄道好きで、世界中を旅行し鉄道模型の収集・製作に励み、世界的なコレクターとして知られる。2012年7月、横浜市に原鉄道模型博物館を開館。
紙によれば東京電力福島第1原発の安全性について議論する原子力規制委員会の検討会が7日開かれ、東電は2号機トレンチ(ケーブルなどの地下管路)にたまった高濃度汚染水の抜き取り作業が遅れていると報告した。規制委側からは批判が相次いだ。東電によると、2号機と3号機のトレンチにはタービン建屋から流入した汚染水が計約1万1000トンたまっており、地中に漏れている可能性も指摘されている。東電は、トレンチと建屋の間の水を凍らせた上で、トレンチの汚染水を抜き取る計画だった。凍結作業は4月から始まったが、2号機トレンチの水温が想定通り下がっていないという。