結婚したい、子供を欲しいと思う20代の割合が大きく低下していることが1日、分かった。国立青少年教育振興機構が実施した2015年度の調査結果を、08年度調査と比較した。同機構の明石要一青少年教育研究センター長は「経済格差や貧困の問題などが、新しい家族をつくる足を引っ張っているのではないか」と分析している。今回の調査は15年12月、インターネットを通じて全国の20~30代の男女に実施。4000人の回答を分析した。前回08年度調査は18~29歳の男女2400人が対象だった。
安倍晋三首相は2日、東京・元赤坂の迎賓館でミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相と会談した。首相は共同記者発表で「基本的価値を共有するミャンマーの取り組みを全面的に支援する」と述べ、5年間で官民合わせて8000億円規模の支援を行うと表明した。ミャンマー国軍と少数民族武装勢力の和平を後押しするため、このうち約400億円を少数民族地域への支援に充てる。
男子ゴルフの松山英樹が日本時間31日に発表された最新の世界ランキングで、前週の10位から自己最高位を更新し、初の一桁順位となる6位に上がった。日本ゴルフツアー機構(JGTO)によると、過去の日本人選手では中嶋常幸が1987年に4位となったのが最高で、一桁順位は青木功、尾崎将司を含めたAONに次いで、松山が4人目になるという。松山はランキング上位選手が多数出場し、30日に終了した世界選手権(WGC)シリーズのHSBCチャンピオンズで2位に7打差をつけて優勝。
財務省と国税庁は、脱税などの摘発に向けた対策強化に乗り出す。国税庁が強制調査を行う際、インターネット上に保存されたデータを強制的に押収できるようにするほか、夜間の捜索開始も可能にする。2017年度税制改正に盛り込み、徴税の公平性を高める。財務省は、脱税に関する強制調査の手続きを定めた「国税犯則取締法」の改正案を、早ければ来年の通常国会に提出する考えだ。